症状解説ブログがしばらく続いてましたが、たまには日常のことを。
どうやら明日からあんまマッサージ指圧師・明後日にははり師・灸師の国家試験らしい。
この試験は現代医学・東洋医学を中心とした13科目から構成され、総得点150点中の90点以上の得点で合格、つまり60%の得点で合格となります。
例年5000人弱の受験者がいて、例年6〜8割の合格率。1年間で3〜4000人の鍼灸師が輩出されている。
もちろん私もこの試験をパスして、あはき師となったわけであるが当日何を大切にして受験したのであろう。受験生がこのブログを読んでいるかわからないが、何かの参考になればと思い当時を思いだしながら書いてみたいと思う。
①わかる問題は確実に・わからない問題には執着しない
上記のとおり、150点満点中・90点での合格の試験である。
つまり150点満点でも90点でも結果は一緒の「合格」なのである。
自分としては「60点も間違えることができるなぁ」という心持ちであった。
わからない問題が数問続く状況が続くと頭が真っ白になることがある。
するとわかる問題も取りこぼすことがあるがこれが非常にもったいない。
わからない問題は基本的みな分からないし、4択であるためなんとなくで正解の可能性もある。
そして、わからない問題に時間を費やすことほどもったいないことはない。
焦らずにわかる問題を確実に・わからない問題は執着しないようにしてもらいたい。
②マークミスに注意する
個人的には一番大事だと考える。知識として知っていたとしても結果として不正解となってしまうのである。マークミスほど悲しいものはない。
詰めが甘い自分の性格を理解していたため、ここだけ注意して試験に挑んだと記憶している。
マークミスが発生するケースとしてはわからない問題にはマークせずに空欄で飛ばし次のわかる問題にマークした場合に生じるかと思う。
(例:問19・20は空欄でとばす、問21で4にマークしたつもりが問20の欄に4をマークしていたなど)
私は試験中に5回以上マークミスがないか見直しするように注意した。
そこまでは必要はないかと思うが、マークミスによる不合格ほど悲しいことはないかと思うので注意していただきたい。
③ベストコンディションで挑めるように努める
「1点でも上積みができるように」と夜中まで勉学に励むように努める人もいるだろう。
その意気込みは素晴らしいと思うが、試験は2日間・終日にわたる長丁場である。
夜中睡眠時間を削って勉強するより、しっかり眠って頭がクリアな状態で臨んだほうがいいと思う。
試験直前に見ていた問題が本番に出た!というケースももちろんあるが、勉学は積み重ねであると思う。今までの数か月間勉強してきた習慣のほうが大切であるため今日はゆっくり休んでもらいたい。
上記、私が試験で大切にしたことを記載させていただきました。
ただ基礎学力や性格など個々人で異なることから、各々大切にすることは違うということは理解しています。
その中でも万人に共通することとしては、国家試験は普段通りでのぞむことが何よりも大切かと。今まで努力してきた自分を信じて臨んでいただければと思います。
試験勉強は面白みがなくつらいことが多いですが、臨床は間違いなく楽しいです。
試験が終われば、臨床の世界に飛び込むことができる。自分が学びたいことを思い切り学ぶことができる。こんなに楽しいことはないと思います。
明日から始まる国家試験にのぞまれる受験生の皆さんを応援しています。
スタッフ 杉本
※新着時期を過ぎると左サイドバー《みんなでブログ》に収められています。