〒242-0021 神奈川県大和市中央3-8-26 杉中央ビル1階

営業時間
9:30~18:30
定休日

水曜日・金曜日・日曜日・祝日
ただし急を要する方には第2・第4日曜日にて
個別対応も可能なこともあります。前日までにご相談ください。

さくら堂には老若男女・そして多種多様な体の悩みをお持ちの方がご来院されます。

本日は最年少は3歳(同伴者ですが)・上は80代後半の方がお見えになられました。

治療を通じていろいろな方と関われることに感謝し、日々過ごしております。

症状が良くなる方がいる一方、状態がなかなか変わらない方もいらっしゃいます。

診断に自信が持てなかった際や治療結果が出せなかったときに今までは落ち込むことが多かったです。(周囲のスタッフは私の姿を見てわかるほどの落ち込みようだそう…大いに反省…)

ただ最近では自分が落ち込むことは患者様に対しては何も生まないのでは?と感じ始めました。

必要なのは「やってしまった・・」と落ち込むのではなく、「次どうするか」「○○が足りないので次に向けて何を勉強するか」のほうがよほど大切だと気づく。

患者様には誠意を尽くしたい。そのためにはより良い治療ができるために時間を使いたいです。

最近では落ち込むことよりも、悔しいと思う事のほうが増えてきました。

自身でも気づかなかったが、「悔しさ」は自身とって大きなモチベーションになる。

いい治療ができるように悔しさを糧に精進していきたい。

半人前に落ち込む暇はないので、その時間があるならば中医書を読む等に充てたいと思います。

スタッフ 杉本

※新着時期を過ぎると左サイドバー《みんなのブログ》に収められています。

11月も終盤に入ろうとしております。

寒くなるとともに乾燥も強まる季節となりました。

当院では新型コロナウイルスに対して、アルコール消毒、室内換気、空気清浄機の稼働、待合室での待機時間をつくらない、フェイスシールド着用、黄耆(オウギ茶)の提供等の感染症対策を行いました。黄耆(おうぎ)には衛気(身体のバリア機能)を高める効果があるとされています。

最近では「寒さ」「乾燥」対策に力を注いでおります。

室内のいたるところに暖房器具・加湿器等を設置、満遍なくいきわたるようにサーキュレーターを随時稼働させております

そして、待合室には最先端のあの機械が登場。

そうダイソンです!暖房・加湿双方の機能を搭載した優れもの。

待合室に設置しておりますので、寒い日に来院される方もご安心ください。

さくら堂では、引き続き感染症対策にも力を入れながら診療にあたって参ります。

スタッフ 杉本

お疲れ様です。杉本です。

弁証を立てて(診察を行う)それに沿ったツボを選ぶ。そして鍼やお灸をもって治療を行う。

いわゆる鍼灸師の仕事であり、症状を治療をするために必要な要素であります。

症状を良くできるように必死に努力をする。しっかりとした診察が行えるように書籍にあたったり、

効果を最大限引き出せるように練習する。学生時代にはそういう部分ばかり目を向けていました。

ただ臨床は「症状」ではなく「人」が相手です。

「人」を治療するためには、知識よりも「人」を見る意識が大切なのかもしれない。

一例ですが、治療院にくるまでに至った経緯や、何を求めているのか。

知識や技術だけでは、人を治療することが出来ないのかもしれないと感じています。

そのためにはしっかりと相手を見る必要があるのだと思います。

「症状」ばがりに目を向けていた自分自身に大反省。

まだまだ勉強不足なので学問も大事にしないといけないのですが、しっかりと人を見ることを意識し今後の臨床を大切にしたいと思います。

成長の機会と捉えて今後も前向きに精進してまいります!!!

スタッフ 杉本

お疲れ様です。杉本です。

説明不要のさくら堂治療院の院長金子院長。実は鍼灸師以外にもいろいろな顔があります。

その内のひとつが講師なのですが、本日11月15日学生を主体とした鍼灸グループ(典薬寮会さん)にお招きいただき外部講師として参加させていただきました!(杉本もアシスタントとして参加)

会場は横須賀の神奈川歯科大学。3蜜を避けた状況下の中20名以上を超える受講者を交え開催されました。

テーマは「痺証(ヒショウ)について」。気血の通路「経絡」。この経絡上に生じたトラブルが原因となって生じる症状を「痺証」といいます。鍼灸治療院にかかる患者様の8割強がこの痺証に該当するのですが、発症メカニズムから治療法について、講義および実技を交えて進んでいきました。

普段一番近くで見ている私であるので、復習となる部分が多かったのですが院長の一言一言を通じて新たな発見や知見を得ることができたのでとても貴重な機会となりました。

受講された方につきましても何か学びがあれば嬉しかったなと思います。

典薬寮会・受講された皆様、この度はありがとうございました!!!

スタッフ 杉本

臨床で感じることですが、対人援助職で良しとされる積極的受容(相槌・繰り返し)は鍼灸臨床において望ましいのか?と考えることがあります。

臨床の中で「不安」を口にされる患者様は多いです。それに対して、「いやー心配ですよね。」などの返答は個人的にはどこか他人事のように感じてしまうのです。

おそらく積極的受容に関しては、ある程度の信頼関係を構築する上で役立つのかもしれません。

ただ信頼関係が構築された上で、患者様が不安を施術者に露呈する。

それには積極的受容ではなくてもっと踏み込むことが必要なのかと感じました。

鍼灸師としてしっかりとした技術、知識、経験のもと、治療を提供できるようになりたいです。

それと同時に心の重荷を降ろせるような言葉がけが出来るようになりたいと強く感じます。

日々いろんなことを感じ、学び、教えていただいております。

まだまだ出来ないこと沢山、学ばなければいけないこと山積みです。

一日一日を大切に、たくさんのことを感じながら過ごしていきたいと感じました。

スタッフ 杉本

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こんにちは、土曜日スタッフの蔵部です。

抜針やお灸の際に皆様から「これってなんのツボ?」と聞かれる経穴がいくつかあります。このツボの名前は?なにに効くの?どんなツボなの?そんな質問にお答えしたいと思います。

今回のツボ(経穴)は腎兪(じんゆ)です。
さくら堂ではお灸などでよく聞かれる経穴だと思います。


場所は腰、腰椎2番と3番の間で中央からおよそ指2本分外側の左右一つずつある経穴です。おおよその部位としては、屈み作業などを続けて腰に痛みを感じた時に「イタタタ…」と手を当てて背中を反らすことがありますね、その時に腰に当てた手の薬指あたりに当たる場所となります。


この位置は腰の中心にあたり、年を取ると曲がってくる場所でもあります。

体のかなめである腰、その腰のかなめともいえる腎兪穴には効能があるのでしょうか、以下で見ていきたいと思います。

腎兪穴の効能は、腎を補う、陽気の大元を盛んにする、腰背をしっかりさせるなど、体の根幹をしっかりさせるものがメインとなります。

また腎は体の中の水の源ともされているため腎兪穴には余分な水を排出しむくみを取る効果もあり、耳と密接な関係があるため、耳(難聴など)に対する効果も持っています。

腎兪は兪、の文字が付くことからその臓器の気の集まるところであることが分かります、この場合は腎の気の集まるところということになりますね。 腎には様々な役割を持っていますが特筆すべきは生命の根源ともいわれる腎精を蓄える臓器であるということです。腎精はまさに生命の輝きであり、年を取ることで腎精は少しずつ減っていき腎精が尽きると生命も尽きると考えられています。

腎兪穴に鍼を打ちお灸をすることで、腎を補い、腎精の減少を緩やかにする。つまり全身の元気を保たせると考えてもよいのではないでしょうか。 他にもいろいろな役割がありますが、この効果を狙うことが多いような気がします。

いかがでしたでしょうか、今回は腎兪穴についてでした。


蔵部友子

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お疲れ様です。杉本です。

本日は1日研修生が参加され、4人体制での診療となりました。

研修生といっても私よりもキャリアのある先生です。

診療中は慌ただしく動いているために研修生の常時お伝えすることは難しかったのですが、院長についてブースに入られることが多かったため学びはとても多かったのだと思っております。

診療時間も、通常の診療時間と比べて1時間早いスタート、1時間遅い終わりでした。

診療後には4人で簡単なお疲れ様会。ディスタンスを確保しながらスタッフルームで行いました。

患者様からの差し入れの品(手作りの食事)を食しました。

「余りものだから…」と言って渡して下さるのですが、いつもスタッフ全員でおいしくいただいております。有難うございます。

こちらが差し入れのお品です。豪華ですよね…。

本当にありがたいです。感謝の気持ちを忘れず今後も励んでいきたいと思います!

本日もお疲れ様でした!

スタッフ 杉本

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お疲れ様です。杉本です。

最近花壇に新たな仲間が加わりました!!

それは、ミヤマキリシマです!!!

植物の植え方に難ありとされていたので、今回はしっかりと下調べを行いました。

傾きなく植えることができたと。

毎回植えては枯らしての繰り返しなのですが、ミヤマキリシマは比較的育てやすいとのこと。

長いお付き合いになることができるよう、しっかり育てていきたいと思います!

日当たりの良いところがいい、ということで治療院の敷地内に置いています!

ご来院の方は、ぜひ探してみてください!

スタッフ 杉本

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こんにちは。研修生の大久保です。

前回に引き続き「昭和鍼灸の歳月」のご紹介をしていこうと思います。

本書は三部構成となっており、恐縮ながら題名の後に私なりのサブタイトルを付けると

第一部『古典に還れ』       経絡“的”治療の誕生前夜

第二部『病は経絡によって発す』  経絡治療の確立と普及

第三部『柳谷先生と竹山先生』   キーマンの人柄

となっております。

〇第一部『古典に還れ』

始まりは大正十一年に十六歳の柳谷素霊少年が北海道から現在の渋谷区にあった日本鍼灸専門学院の門をくぐる所から始まります。鍼灸業界では大正七年に制定された「改正孔穴」により弾圧真っただ中の入学です。

「改正孔穴」とは、当時380穴ほどあった経穴(現在は361穴)を120穴に省略し、さらに経穴の取り方も変更したため、古来より語り継がれてきた治療とは言えなくなってしまいました。

この「改正孔穴」により、多くの鍼灸師は学校を卒業しても効果的な治療ができないでいました。そこで柳谷素霊(敬称略)は地方で受け継がれている治療法や中国から伝わる医書を基に臨床の場で試行錯誤します。時代は大正から昭和に代わり、この頃に出会った八木下勝之助によって経絡的治療は大きく発展していきます。また、岡部素道や井上恵理(けいり)などが現れ、経絡治療の前身である経絡“的”治療が少しずつ形作られていきます。

〇第二部『病は経絡によって発す』

第二部は竹山晋一朗にスポットが当てられます。竹山は新聞記者の時に医者から見放されるほど体調を崩し、それを東洋医学によって救われた事で鍼灸界に入り、経絡治療普及の先頭を走ります。その後、頭角を現した竹山は岡部宅での議論の場で『(経絡的治療の)「的」はあっても無くてもいいので取ってしまえ』という鶴の一声によって現在の経絡治療と正式に呼ばれるようになりました。

〇第三部『柳谷先生と竹山先生』

第三部は秀才で努力家な柳谷素霊と豪快な竹山晋一朗のエピソードです。一見相対しそうな二人ですがどちらもお酒が好きで、真冬に酔っぱらって側溝に落ちてびしょ濡れになったり、口論の末心臓に鍼を刺したりと、前半で描かれている両氏の偉大な功績がある分、人間味のある一面が垣間見えました。

〇読み終えて

戦後75年間で色々なものが生まれ整備されてゆきましたが、鍼灸界においても経絡治療という数ある治療法の一つの歴史を知れた事は、直感的に動き、あまり時代背景など周りの事に興味を示さない私にとって、とても勉強になりました。また、本書では度々先生方の口論する場面が描かれているのですが、本気で鍼灸の事を考えているからこそで、羨ましくも思えました。私もコロナ禍が落ち着き、以前のように勉強会の後の飲み会ができるようになる頃には熱い治療論が話せるよう、より一層精進しなくてはと思う一冊となりました。

研修生 大久保昌哉

昭和鍼灸.jpeg

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お疲れさまです。杉本です。

院長の治療補助に入ることが多く、患者様のへの関わりや治療計画、配穴等々を拝見することができ感動することが多いです。

本日は「望診」(視覚情報からの診察)について。

新規の患者様がお見えになられました。腰の痛みの治療だったのですが、患者様の腰部を見た際に「生理周期、長いでしょ?」の一言。

実際に周期が長いそうで、患者様は驚かれている様子。杉本もどうしてわかったのかに驚く。

治療後、興奮そのまま院長にどうして生理周期が長いのが分かったのか質問する。

腰部の体毛が若干濃い=男性ホルモンの多→生理周期が長いとのこと

望診ひとつでここまでわかるものなのか…とただただ感動するのでした…。

東洋医学(というか院長)、すごい。

私は今一番近くで院長の治療を見ているのですが、毎日何回も「すごいなー」、「かっこいいなー」と少年の様に驚き・興奮しています。

今の環境はなんと贅沢なのでしょう。この贅沢な・幸せな環境に感謝しながら、今後も精進していきたいと思います。

スタッフ 杉本

こんにちは。研修生の大久保です。今回は「昭和鍼灸の歳月」という本をご紹介しようと思います。この本を読んだきっかけは「さくら堂にあったから…」も理由の一つですが(笑)中国だけでなく、日本の鍼灸の歴史も知りたいと思ったからです。少し長文になってしまうと思いますので何回かに分けて、できるだけ読んでくださる方が飽きないようにご紹介できたらなと思います。

この本の著者は自らも鍼灸師で学校の先生でもある上地栄先生が十五年の歳月をかけて調べた経絡治療誕生の軌跡です。経絡治療とは「体調の変化を経絡の虚実ととらえ、調整すること」で、種々ある鍼灸治療法の一つですが、この理論が国家試験に出るくらいメジャーな治療法といえます。

早速本の内容に入りたいのですが、ここで少し日本における鍼灸の歴史もさらっと復習しておきましょう。鍼灸の知識は6世紀頃(飛鳥時代)朝鮮半島より伝えられ、9世紀頃(平安時代)に確立されました。14世紀(室町時代)前期までは主にお灸を使う事が多かったようですが、後期からは鍼も盛んになっていたようです。室町時代といえば今年の大河ドラマの舞台ですね。劇中では堺正章さん演じる望月東庵は架空の人物ですが、あのような鍼の先生が日本中にいたのかもしれません。そもそもドラマの主役である明智光秀自身が織田信長に仕える前に鍼灸を使った医者だった書物が出ているようです。

さて、この順風満帆ともいえる日本鍼灸の歴史ですが、江戸時代の終わりと共に急に暗くなります。明治時代に入ると西洋医学が導入され「根拠のない治療は正当な医学ではない。」という流れから鍼灸は一気に衰退してゆきます。また、昭和になり戦後のGHQの政策によって再び窮地に追いやられます。

この大正〜昭和にかけての言うなれば「鍼灸の動乱期」に柳谷素霊先生を始めとする数々の先生達によって如何にして経絡治療が体系立てられたのかが語られています。

少し興味が出てきました?次回は三部に分かれる本編のお話をしていきたいと思います。

研修生 大久保昌哉

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こんにちは、土曜日スタッフの蔵部です。

抜針やお灸の際に皆様から「これってなんのツボ?」と聞かれる経穴がいくつかあります。このツボの名前は?なにに効くの?どんなツボなの?そんな質問にお答えしたいと思います。

今回は、胃の六つ灸(いのむつきゅう、と読みます)さくら堂では「胃六つ(いむつ)です」と先生が言われているのを聞かれることが多いと思います。別名「六華の灸」とも言われるこれは一つの経穴(ツボ)の呼び名ではなく、複数の経穴を合わせたセットで使うものになります。どの位置にあるのか、どんな効果なのか下で説明していきたいと思います。

胃の六つ灸はその名前からも分かるとおり胃の症状に効果のある経穴となります。 消化不良から胃の不快感・飲みすぎ食べすぎまで、胃の症状に広く効果があり広く使われています。

六つ灸、と言われる通り6ヵ所、膈兪(かくゆ)・肝兪(かんゆ)・脾兪(ひゆ)の左右一対ずつにお灸を据えていきます。

具体的な場所としては膈兪が胸椎7‐8番の間・肝兪が胸椎9‐10番の間、脾兪が胸椎11‐12番の間のそれぞれ背骨の真ん中から指3本分両外側を取っていきます。


左右の肩甲骨の一番下の部分を結んだ線が胸椎7番付近となりますので、これを膈兪の高さとして、肝兪はそれより背骨2本分下、脾兪はまた背骨2本分下と取っていき、それぞれのラインで左右の脊柱起立筋(背中の中央横にある2本盛り上がった長い筋肉)の上を取るようにすると場所がわかりやすいかと思います。

市販のお灸ではもちろん押すだけでも効果が出やすい胃の六つ灸、これから先、年末にかけて体冷えて胃の調子の悪い時、お酒を飲んだ後の胸やけの時などに試されてみてはいかがでしょうか?

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お疲れ様です。杉本です。

先日患者様からお祝いの花を頂いたということをお伝えさせていただきました。

本日その記念日。一体何の記念日だったのか…。

そう、10月1日はさくら堂治療院の開院記念日となるのです!!

なんと28歳だそう。大和の地で四半世紀以上続くのですね…。

治療院に勤め始めて感じることですが、たくさんの患者様に愛していただいている治療院だなと感じています。今のご時世でもたくさんの方が顔を出していただける。

本日もたくさんの方がお祝いに駆けつけて頂きました。本当にありがとうございます。

28年目もスタッフ全員で駆け抜けていきたいと思います。

今後ともどうぞ宜しくお願い致します!!!

スタッフ 杉本

お疲れ様です。杉本です。

本日、午前の診療が終わる時間にいつもお見えになられる患者様からお祝いのお品をいただきました。

とってもきれいですねー。スタッフはすっかり忘れていたのですがある記念日だが近いそう。

本日治療が入っていないにも関わらずわざわざお持ちいただいたのです。

きれいなお花をいただけることはとてもうれしいです。

そして患者様の気持ちが何よりもうれしい。診療時間以外にもさくら堂のことを考えていただき、きっとお花の配色や種類、持っていく時間等々考えてもってこられたのだと思います。

さっそく受付に飾らせていただきましたが、午後お見えになられた患者様も足を止めて「きれいですね」とおっしゃられていました。

スタッフ一同心よりお礼を申しあげます。本当にありがとうございました!

スタッフ 杉本

こんにちは。研修生の大久保です。今回私が学生時代に「東洋医学って身近にあって面白いなぁ」と思った五行説についてお話しさせて頂きます

皆さんも「胃が悪くなると口内炎ができる」や「泣ける映画を見てストレス解消」などの言葉を一度は聞いたことあるのではないでしょうか?あれは東洋医学の中の五行説(五行学説)というものが関係しています。

五行説とは簡単に説明すると、古代中国の人が「世界の事象は五つの性質に分けられ、似た性質なら同じ働きをする」という考えから来た説です。下記の表でいうと性質が横の列になり、働きは縦の列になります。

五行.jpg

先ほどの「口内炎ができる」でいうと、一番上にある土の縦列には脾・胃・口があります。脾は消化器全般に関係し、胃ももちろん消化に携わる臓器なので、それらに影響が出て口に炎症が起きたという事になります。

次に「ストレス解消」でいうと、ストレスは怒りの感情になりますので、一番左下ですね。ここの縦列には涙・肝があります。イライラすると肝の気血を流す機能が低下します。これを涙を流すことで解消し、イライラが収まります。また、肝の縦列には筋・酸があります。筋肉を使ったら酸っぱいクエン酸で疲労回復するのは現代医学でも解明されています。

最後に横の列でいいますと、五色(青赤黄白黒)を使って料理をすると見栄えが良いと言われますよね。栄養面をでも考えられているのではないかと思います。

まだまだ紹介したいのですが今日はここまで。皆さんの周りにも実は知らずに東洋医学が使われているかもしれません。一度探してみてはいかがでしょうか。

研修生 大久保昌哉

 ※ご覧になっている物によっては表に行ったり説明に行ったりと見難かったかもしれません(>_<)

 ※新着時期を過ぎると左サイドバー《みんなでブログ》に収められています。

こんにちは、土曜日スタッフの蔵部です。

抜針やお灸の際に皆様から「これってなんのツボ?」と聞かれる経穴がいくつかあります。このツボの名前は?なにに効くの?どんなツボなの?そんな質問にお答えしたいと思います。

今回のツボ(経穴)は中カン(ちゅうかん)です。(カンの漢字は「月へんに完」と書きます)

おヘソの真上、指六本分の場所にある経穴です。鍼の他、熱くなるお灸でもよく聞かれる名前だと思います。このツボにはどんな効果があるのでしょうか? 

〈中カン穴の効果〉

中カン穴の効果は、胃の動きをよくする・湿(停滞して邪となってしまった水分)を取り去る・気を行きわたらせ血行を良くする…等々、沢山の働きがあります。

色々な働きの中でどのような作用を出していくかを鍼やお灸で調節していきます。

では中カン穴はどんな経穴なのでしょうか?

中カン穴は任脈上、神闕穴(おヘソ)の上4寸に存在し、胃の募穴であり、腑会穴であり、任脈と手の太陽小腸経・手の少陽三焦経・足の陽明胃経の交会穴となります。

前回の関元は役職が2つ、この中穴は役職が3つ、なかなか重要な経穴と考えられますね。では一つ一つを見ていきましょう。 

〈胃の募穴〉 

募穴とはその経の気の集まるところです、今回は胃の気の集まるところとなります。場所も丁度胃の真上、胃の作用を調節するには大事な経穴だということが分かります。

募穴には急性症状に効くという一面もあり、急な寒さで胃が冷えて動きづらいという時には中穴へのお灸は効果のある一手と言えるでしょう。

〈腑会穴(ふえけつ)〉

腑会穴というのは、腑に対して効果のある穴であるということです。 腑というのは五臓六腑の腑であり、胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦のことを指します。腑は基本的には詰まっているもののない臓器を指し、何かが流れる道筋であることを意味します。 中カン穴は腑の不調で体の巡りの悪くなった時、流れを改善する経穴でもあるのです。

〈交会穴(こうえけつ)〉

交会穴とは複数の経脈が交差する場所、という意味の経穴になります。

中カン穴は任脈と手の太陽小腸経・手の少陽三焦経・足の陽明胃経の交会穴となり、その影響は体幹部の前面中央を通る任脈だけでなく、耳から肩甲骨・腕に伸びる手の太陽経・手の少陽経、全身の前面を通る足の陽明経と大きく広がっています。

一穴で効果を大きく出来ると言うことは患者さんへの負担も少なく出来るということになります、こういう意味でも中カン穴は大きい役割を持っているのではと思います。 

以上、今回は中カン穴でした。

いかがでしたでしょうか?次回は胃の六つ灸と言われる経穴をお伝えしたいと思います。 

蔵部友子

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土曜スタッフの蔵部です。
前回書いた関元という経穴(ツボ)の解説の続きを書いていこうと思います。
元気の関所という意味を持つ関元穴はどんなツボなのか、今回はその経穴のある任脈から探っていきましょう。

余談になりますが経穴(ツボ)は実はいくつかの種類に分けることが出来るのです。
一つは経脈と言われる大きな流れの上にある経穴(正穴と言われるツボ)、もう一つは単独で存在するもので独自の効果を持っている経穴(奇穴と言われるツボ)、もう一つは決まった場所ではないがその時に押して気持ちの良いところ(阿是穴と言われるツボ)。
これら様々な種類の経穴を使って鍼灸師は治療をしているのですね。

関元穴は任脈と呼ばれる経脈の上にある経穴となります。では任脈とはどういう経脈なのでしょう、どのような特徴があり、どのような流れをしているのでしょうか。

任脈は会陰部にある会陰という経穴から始まり、臍の中央の神闕穴を通り、アゴのくぼみ部分にある承漿という経穴で終わる体前面の真ん中を通る経絡です。


諸陰経(手・足の三陰経、計六本)を統括するため「陰経の海」と言われます。陰経とは例外もありますが、基本的には体の前面を走る経絡を指します。(ここを説明すると長くなるのでなんだか重要そうな経脈なのだなと思って頂けると助かります

 経絡がどのように流れていくかを流注といいます。実は経脈の実際の流れは経穴の並びのままではなく、奥に入ったり浅く流れたり別の支流を出したりと体の中でより大きく動いているのです。

では任脈の流注(流れ)がどのように流れているか、関元穴はどのように書かれているか、中国の古典を見てみましょう。


『難経』の二十八難を紐解くと「任脈者、起於中極之下、以上毛際、循腹裏、上関元、至咽喉」とあります。これは「任脈は中極穴の下に起こり、もって毛際に上がり、腹裏にそいて関元に上がり、咽喉に至る」と読み、任脈が中極という経穴の下から起こり、陰部の毛の際を上がって、お腹の裏側をめぐって関元の上に出て、咽喉に向かう流れなのだよということを表しています。

 上の文章で関元穴は下腹部の内側をぐるっとまわった任脈が体表に現れる部分として書かれています。まるで関所のようだとは思いませんか?
関元穴は体の表面にありがら、その深部にもアクセス出来る重要な経穴なのです。

下腹部は丹田とも言われ体を支える大本であり、元気の源である腎のある部分でもあります。この部分に影響を与えられる経穴としての関元穴、よく使われるのも納得ですね。
関元穴、いかがでしたでしょうか?
次回は中(ちゅうかん)穴をご説明出来ればと思います。
蔵部友子

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お疲れ様です。杉本です。

本日火曜日。午前中は金子院長、大久保先生、杉本の3人体制です。

少し早めに午前の診療を終えたため本日は差し入れでいただいた「うどん」を調理することに。

いつもは宅配弁当を注文し皆でおいしくいただいてます。(弁当業者の皆さまいつもありがとうございます。)

ただ男三人であれやこれやと協力して、昼食を準備する。

そして自分たちでつくったものを囲んで食することに穏やかな時間だな、を感じました。

今の時代なかなか人と会うことが出来ない、飲食店に出向くにも注意を払います。

食卓を囲うってなんだかアットホームでいいな、と感じる昼休憩でした。

写真を取り忘れてしまいました‥‥。

(もちろんディスタンス、消毒等の徹底してます!)

スタッフ 杉本


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お疲れさまです。杉本です。

本日は深呼吸についての本を読んでおりました。

よく気持ちを落ち着かせるために大きく呼吸をしましょうと、と言われます。

ただ、やり方を間違えてしまうと逆効果となってしまうそうです。

大きく吸うという、行為は交感神経を優位にさせてしまい興奮状態を生じさせてしまうそうです

正しいやり方は、大きく息を吐き出すこと。

大きく息を吐き出すことは副交感神経を優位にしリラックス状態を生じるとのことです。

確かに息を吸うことはエネルギーを吸い込む行為であり体を活発にさせる。

対して不要な空気を吐くことは体をきれい・悪いものを吐き出す、と考えると腑に落ちた次第です。

深呼吸を使い分けて、日々穏やかに過ごしていきたいと考えています。

スタッフ 杉本

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お疲れ様です。杉本です。

最近の休日のマイブームは「自身の身体を観察すること」です。

ステイホームを極めた結果、今はここに辿りつきました。

自身の身体の「なんで?」を東洋医学的に調べることを楽しんでいます。

最近気になっているのは汗のかきかた。よく「全然汗をかかないねー。」と他人から言われるのですが、ある部分だけ異様に汗をかきます。

それは「胸の中心部のみ」異様に汗をかくこと。(中医書では「心胸汗出」と表記)

胸の中心は心臓が存在しているように五臓六腑の中の「心」に相当するとされています。

つまり、胸の中心の汗は「心」が関与したトラブルであることが考えられます。

①心脾両虚(しんぴりょうきょ)

気血の生成から全身への供給は「脾」・「心」の二臓が協調することで行われています。

この密接な関係トラブルが生じた際にも影響を及ぼし脾のトラブルは心に、心のトラブルへ波及することが多いです。

汗腺を閉める役割を担う衛気の不足が、胸部に波及することで前胸部の汗腺を閉める機能の低下→汗をかくというような症状がみられます。

(原因)過度に思い悩む、飲食の不摂生、働き過ぎ等

(その他の症状)顔色が良くない、疲れやすい、食欲不足などのエネルギー不足の症状がみられる。

②心腎陰虚(しんじんいんきょ)

潤す物質が不足することで、身体に相対的な熱が生み出される。身体の中に存在する水液が胸部に押し出されるような形で前胸部に発汗が生じる。

(原因)飲みすぎ、発汗過多、長く続く病気、精神疲労により「心」と「腎」の陰液を損傷することによる。

(その他の症状)お小水の量が少なく色が濃い、口が乾き舌が乾燥している等の熱症状がみられる。

普段なにげなく考えたり、見過ごしてしまう体質も調べてみると面白いですね!

「手足の汗」についても先日ブログで書きましたので、興味のある方はご覧いただけると嬉しいです。

スタッフ 杉本

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