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腰痛の知識

このページは西洋医学腰痛疾患、中医学視点の考え方などの記事をアップしてます。

 

腰痛の鍼灸治療の特徴と西洋医学との対比

鍼灸腰痛治療の特徴
  ●慢性疼痛の緩和
  ●
急性疼痛の除去
  ●運動制限の改善
  ●しびれの緩和 
などを目的に鍼灸治療を行います

西洋医学の分類

背、腰部の局所性疾患によるもの

椎間板

腰椎の構築

脊椎の老化

外傷

炎症

腫瘍

その他

・腰椎椎間板変性・腰椎椎間板ヘルニア
・上記疾患による神経根性疼痛など
・脊椎分離、すべり症・側湾症
・腰仙移行椎など
・変形性腰椎症・骨粗鬆症など
・腰部挫傷・捻挫・圧迫骨折
・横突起骨折など
・背椎カリエス・化膿性背椎炎
・強直性背椎炎
・背椎腫瘍・脊髄腫瘍・転移性腫瘍など
・脊椎過敏症・筋筋膜性腰痛

内臓諸疾患による反射性腰痛(内臓体性反射)

泌尿器疾患
婦人科系疾患
消化器疾患
・尿路結石・尿路系悪性腫瘍・遊走腎など
・子宮筋腫・子宮位置異常・付属器痛など ・消化管悪性腫瘍など

全身性疾患の一症状として起こる場合

心因性のもの 糖尿病・更年期障害・アルコール中毒
・ニコチン中毒・急性感染症
・神経症・抑ウツ状態・自律神経失調症など

中医鍼灸的な分類

気血両虚(きけつりょうきょ) タイプ

●過労、消化能力の低下、睡眠不足などで、腰部の筋肉に行くべき気血が足りなくなるために起こる。 ●胃潰瘍時のこの腰痛は少し時間がかかる。
《主な症状》
腰部鈍痛、疲労で悪化、起床時は比較的に痛みが少ない。夕方になるほど悪化する。
気滞血お(きたいけつお) タイプ ●日頃から運動不足や精神的ストレスで筋肉が硬くなっている人が、ちょっとした動作や、 物を持ったことをきっかけにして起こる急性腰痛、慢性化して発作を繰り返す人も多い。 ●背後に椎間板ヘルニアや分離すべり症をもつ人もかなりいる。また俗に言う内臓関連痛もこのタイプに多い。子宮筋腫などに多い。
《主な症状》
ズッキとした痛み、鍼で刺されるような痛み、痛む場所が同じ、押すとはっきりした圧痛がある。
腎精不足(じんせいふそく)タイプ ●加齢、極度の過労、心労はどから腎精(気血を生む根元的なもの)が消耗して起こる。
●骨の変形を伴う人に多い。
●おおむね冷え性の人とほてり症の人に別れる。

《主な症状》
腰や膝がおもだるくてしょうがない、かかとが痛むこともある、耳鳴りやめまいを伴いやすい。眠りは浅く、軽い物忘れもある。
寒湿(かんしつ) タイプ ●冷たい空気に当たったり、雨に濡れたり、冷えたところでの労働をきっかけに起こる腰痛。 ●痛みは激しいが治りやすい。神経痛を伴うことも少なくない。
《主な症状》
体勢を変えることが容易ではない、腰が抜けるように重い足腰が冷える、 温めると少しは痛みがとれる。
血お化熱 ●腰にかかる急な圧力のために起こる急性腰痛。いわゆるギックリ腰にこのタイプの人が多い。
《主な症状》
とにかく動くと激痛が走る。じっとしていると少しラク。患部に熱を持つ、夜中に激しくうずく。

少し専門的になりました

実際の臨床ではもっと細かく分類します。
あるいは混合型の人も多くいます。
あなたの腰痛はどのタイプにはいるでしょうか?

主な腰痛のまめ知識

■脊椎すべり症

《概念》
・下位腰椎の1個あるいは数個が前方へすべり出した状態。


《症状》
・腰椎下部、仙腸間接部、臀部の鈍痛。
・明確な根症状はないが、とこに股、大腿までのピリピリしたしびれ(放散痛)、棘突起列の階段状変形。
・X線にて脊椎すべりが認められても、特に症状を訴えない人も多い。

先天性すべり症 ・椎体後部の発育不全
分離すべり症 ・上下間接突起部での断裂、亀裂により分離を生じたもの(真性すべり症)
外傷性すべり症 ・墜落や外力により椎間の分離を生じ、前方にすべる。
変性すべり症 ・椎間の分離を伴わないすべり症。第4、5腰椎椎間板に好発。中年以上の女性に多い。(仮性すべり症)
 
■変形性腰椎症

《概念》
・腰椎の退行変性、40才以上の年令に多い。


《症状》
・腰臀部痛、大腿前面痛、ときに下肢のしびれ、痛み。
・年令が進み、 60才以上になると骨棘が進行し、
 かえって症状は少なくなる。

 
■筋筋膜性腰痛

《概念》
・腰部軟部組織への負荷により生じた炎症による痛み。
 腰椎の筋、筋膜の過伸展、部分断列などに起因し、
 これらの損傷により炎症が生ずる。


《症状》
・体動時の腰脊椎、特に上体の前屈時、
 上体前屈位から立位への体動時、 自発痛(ー)、下肢症状(−)

腰痛ブログ

日常生活の中で「腰が重だるい」「痛いとまではいかないけれど何か違和感」と感じる事はないだろうか

痛みであれば治療を受けるがそれほどまででもないこれらの症状はどの様な病理で発生するのだろう

 

 

寒湿による腰の重さ

寒と湿の邪という環境因子によるもの。

例えば寒いところに居た雨に濡れた汗かいたのをそのままにした、というような寒さ・湿気を原因としている

寒湿の邪は重たいため、身体の下の方、つまり腰や足に怠さ・重さ・酷ければ痛み

などを感じさせる。

梅雨時に足腰の重さが強くなるならこのタイプだろう

 

 

腎陽虚による腰の重さ

体内を流れる「気」には、身体を暖める作用がある。腰と関係が深い「腎の気」が不足する事で腰を暖められずに冷えを感じる

腰の冷えと共に、腎と関わりの深いところに症状が現れ、膝の怠さや足部の痛み、抜け毛、歯が脆くなる、下痢、おしっこが近くなる、精子が漏れ出る、EDになる、月経に問題が出る、と言った症状を併発させる。

身体を冷やすと症状が悪化するのが特徴だ

 

 

表虚風湿による腰の重さ

重さ、怠さに加えて足の浮腫が現れる

「表」というのは身体の表面、つまりは皮膚を表す。皮膚の気が不足する事で、気の持つ「防御作用(現代でいう免疫機能の様な、外邪と闘う力)が低下し、風湿の邪を体内に入れてしまう。

湿邪が入るのは寒湿によるものと同じであるが、こちらは皮膚の気が不足している為に皮膚トラブルも起こる

具体的には、ちょっとした事で汗が出る様になる、寒気がする、足が浮腫むなどだ。

 

このタイプは腰の痛みよりも足腰の無力感や筋力低下、膝の曲げ伸ばしが辛いといった症状を兼ねる事が多い。

 

 

スタッフ伊澤

2023-04-09

腰部、或いは腰を中心に背中やお尻に現れる痛み、重さ、牽引感を総称して腰背痛と呼ぶ。

 

その症状が足にまで広がると腰腿と呼ばれるようになる。

 

これらの原因には主に

太陽風寒、風寒湿痺、腎虚、瘀血などが挙げられる。

どの原因で、どんな症状が現るのか、見てゆきたいと思う。

 

太陽風寒によるもの

太陽とは背中を流れる経絡の事。ここに風寒の邪が入り込む事で発生する。

特徴としては

急性である、患部の発熱を伴う、悪寒がする

冷気に当てられて突然発生するイメージだ。

これを放置しておくと次の風寒湿痺に移行する。

 

 

風寒湿痺によるもの

こちらは風寒の邪に湿邪が加わったものであり、気血の流れが阻まれる事で発生する。

緩やかに痛みが発生し、悪寒や発熱を伴わない。

更に、風、寒、湿、どの邪の勢いが強いかによって特徴が変化し

風邪が強いと痛む場所がころころ変わる

湿邪が強いと重たい痛みが現れる

寒邪が強いと重たい痛みに加え、温めると楽になり、冷やすと悪化する

この型が長引くと気血不足に陥り、慢性化する。

 

 

腎虚によるもの

腰は腎と密接な関係がある為に腎が虚すと腰痛が現れる。

原因としては老化、生活の不摂生、働きすぎなどによって腎が虚すことが挙げられる。

この腰痛は更に2つのタイプに分類でき、腎の陽の部分、陰の部分、どちらが虚すかによって特徴が異なる。

陽が虚すと

冷やすと悪化し温めると楽になる、四肢が冷える、下痢(酷いと明け方に必ず下す)、おしっこの回数が増えるなどの特徴が現れる

逆に陰が虚すと

手足顔の火照り、寝汗、喉が渇きやすくなるなどの特徴が現れる。

 

瘀血によるもの

身体を捻った時などに突如発生するいわゆるギックリ腰タイプ。中医学では閃腰腰痛という。

腰部の腫れ、強烈な痛み、これらは経脈の気が鬱滞する事で発生する。

躓いたり打撲を負うと瘀血が生じて青紫色になったり圧痛が現れたり、動く事が困難になる。

 

伊澤

椎間関節部(背骨と背骨間の接続部)に腰痛の原因が存在しているものを総称して「椎間関節性腰痛」と呼びます。

急性に発症するものを「椎間関節捻挫」、慢性的であるものをを「椎間関節症」と分類します。

椎間関節捻挫:いわゆるギックリ腰(急性腰痛)の病態。重たいものを持ち上げる時に突然ギクッという感覚とともに痛みを生じる。椎間関節(接続部)の亜脱臼(外れそうになること)により関節包が進展され炎症や部分断裂を起こすこととなる。

椎間関節症:加齢により生じる椎間関節の退行性変性(組織・軟骨の変化)が基盤となって発症する。

慢性的な腰痛の原因となる。朝起きた時・動き始めに痛みが見られるが、時間が経つと痛みが軽減することが多い。

腰椎椎間板ヘルニア

椎間板組織が脱出し、神経根を圧迫することで腰や下肢の痛みを引き起こす病態。

原因としては、加齢に伴う椎間板の退行性変性で生じる。

また、重いものを持ち上げる時・スポーツなどの負担が原因となり生じることもある。

好発部位は①L4〜5(腰骨の4番目と5番目の間 ②L5〜S1(腰骨5番目と仙骨の間)、③L3〜4(腰骨3番目と4番目の間)が多い。

ヘルニアは下部神経根(L4〜L5ヘルニアであれば、L5神経根)を圧迫することとなります。

支配する下腿や足部の神経領域に疼痛・表在知覚障害・筋力低下が生じる。

(L4〜L5ヘルニアではL5神経の支配する下腿や足部の領域に問題が生じます)

※支配神経と領域は以下の通り。

高位 障害神経根 知覚障害(鈍麻) 運動障害(筋力低下)
L3/L4 L4 大腿前面下部、下腿内側、足背の内側縁、母指内側 大腿四頭筋(膝を伸ばす)
L4/L5 L5 大腿外側、下腿外側から足背、母指〜第4指 足首、母指を反る
L5/S1 S1 足外側、第5指、足底 足首、母指を曲げる

新着記事の時期がすぎても、左サイドバー下段の「腰痛」の中に収まっています。

2020/11

数年前の症例です。

急性期の椎間板ヘルニアの患者さんで、退院の翌日にお見えになりました。

2回の治療で痛みが半減しました。

予想より、5,6回早いペースで回復しています。

こういう予想外の回復は本当にありがたい。

本人に治そうという意識を強く感じます。

現実に見ていた世界は

具体的な事実(このケースではヘルニアになったということ)より、それからどういう感情を起こした?

意外にこういう視点が大事です。

心身一如と考える伝統医学では、その疾患に対する構え方や二次的感情も注意して見ていきます。

おれは腰痛になり、明日からおまんまが食えない(焦り)。

昔もこういうことがあった(焦り、不安)、

あの荷物を代わりに持ったせいで(怒り、後悔)などなど。

こういう感情があると治りが遅くなる傾向があることもありますから気をつけてください。

※この患者さんには、痛い、治そうというシンプルな感情思考しかなく、派生的な感情、思考を感じませんでした。

こういう人は決まって予想以上に早く治ります。

早め早めの処置を心掛けましょう。

※新着時期を過ぎると左サイドバー《腰痛》に収められています。

2020/5

腰痛に限ったことではありませんが、筋肉系の疼痛疾患には病位があります。

病位は表面からみてどのあたりの深さのところに病の原因があるかということ。

たとえば冷たい風にあたり急な腰痛が出てきたでとします。

これは病位が皮膚表面に近くにあると考えます。治療のコツは患部の鍼は浅く留めます

逆に骨の変形が原因の腰痛。病位は深いと考えますので、患部の鍼はかなり深くまで入れます

この考えは専門家も知っているようで意外と知らないことが多いようです。

僕は鍼灸学校では必ず教えているのですけれど・・・・

鍼は考え方(流儀)により深浅が様々ですが、的確な刺激量、方向とともに病位に深度を合わせることがとても重要なのです。

重度の椎間板ヘルニアの患者さんの治療で数回経験した不思議な現象についてお話しします。ヘルニアが数年を要し治ってゆく過程で、少しずつ足の外くるぶしあたりが隆起してきた例がありました。1例だけなら、個人の特殊体質とでも考えるところですが、これまでに数人の方から、同じような事象を観察しています。

理論的には腰の要である《腎》に関わるツボが足首に集中していますから、当然起こり得る可能性はあります。

しかし腰の痛みの代償的ブログラムだと思いますが、足首の骨が変形するという事実を目の当たりにすると、体のつながりって不思議で、凄いものだと感じないわけにはゆきません。

そこでよくよく足首のツボを触ると、同じ患者さんでも毎日変化して行きます。谷あり、山あり、湿りあり、乾きあり、しわあり、ぶよぶよありの感じです。 そこで足首を正常に整えて行くと、腰の働きの正常性もまた回復して行きます。ここらに鍼の凄みが隠されています。

お約束1

腰痛予防なら日頃から足首を良く回すことです。

NG

足首を返せない履物など(たとえばブーツ)

お疲れ様です。金澤です。

また最近、更新頻度を高めてます(-ω-)/

骨の変形について、今日も書いていきます。

前回、骨の変形には「荷重」「摩擦」+「時間経過」によって起こりやすくなると書きました。

そして「骨の変形」自体は戻すことはできないですが「痛みの緩和」「進行を遅らせる」ことは可能になります。

今日は変形に伴うケース別での治療を書いてみます

1、変形によって炎症(痛み)があるタイプ

炎症は1、熱感2、腫れ3、何もしなくても痛む4、発赤、このようなものがあると炎症があると判断することが多いです。

炎症自体は身体の防御反応でありますが、この時期はかなり痛みが強いです。

ひどいぎっくり腰や捻挫など経験したことある人は、あの痛みです。

この場合の方針としては炎症を抑えるツボと痛みの緩和を主として行います。

2、変形によって荷重痛や動作痛がある場合

痛みによって周りの筋肉が固くなることや、弱くなることがあります。

その影響を受けて荷重時や動作時に痛みを引き起こしやすくなります。

関連のある所を柔らかくする、循環改善を行っていきます。

3、使用頻度、疲労などの影響を受けると痛む

日常生活くらいであれば痛むことがないが使用頻度や疲労などが重なると痛む場合

持久力をつけていく治療を行います。この時期には変形が進行しないようなツボを加味しながら治療を進めていくことが多いです。

ざっと大きな括りで治療方針として書いてみました。

人によってや、部位(首、腰、膝など)や症状のレベルで変わってきますが、このような感じで治療を行っていきます。

臨床で多い治療の流れになります。

参考程度に読んで頂けたらと思います。

お疲れ様です。金澤です。

今日は「骨の変形」についてコツコツとお話していきます。骨だけに( ˘•ω•˘ )

我ながら寒い!笑

はい、行きましょう!

「骨の変形」の好発部位は関節周辺になります。関節は骨と骨の間の所で曲げ伸ばしできるところになります。

よくある好発部位を列記すると「膝関節」「足の母指球あたり(外反母趾)」「腰の骨」「首の骨」

この4つが臨床でお話を聞くことが多い印象です。

これら共通点を考えると「荷重」と関節運動による「摩擦」の2セットが起こりやすい場所と読み取れます。

他の部位もありますが、今回は割愛させてくださいm(_ _)m

「荷重」と「摩擦」が起こると直ぐに変形に繋がるかいうと、そうではありません。

そうです!時間経過を忘れてはいけません。

「荷重」「摩擦」「時間経過」この三要素が揃うと変形に繋がっていきやすいです。

変形してしまった骨は元に戻ることはありませんが、治療によって進行を遅らせることや変形による痛みを緩和させることは可能になります。

ただ「骨の変形」によっての痛みは個人差があり、痛む人もいれば痛まない方もいるので難しい所ではあります。

また少し書いていきます!

2015/8

◇症例◇

すべり症の患者さんですが、ここまで反り越しの方も珍しいです。

仰向けの際などには、腰とベッドの間に私の手がスポッと入ってしまいます。

概してこういう方は脊柱起立筋が硬い。

このケースなどは起立筋を緩めながら、適時疏肝、活血を加えます。

奇穴・腰奇の硬さが気になります。

潜在的血オの指標になることもありますね。

このケースはここの読み方が決め手です。

お疲れさまです。金澤です。

最近、急性腰痛の患者さんが増えております。

病態は各々違いますが、話を聞くと腰に負荷がかけすぎです

どの身体の部位でもそうなのですが、負荷がかかれば柔軟性を失います。そこに負荷がかかれば身体は痛みとしてサインを発します。

治療者側から見たものでありこれが正しいというわけではありません。人それぞれ環境は違います。

ただ強い痛みの前に何かしらのサインは感じていると思います。

そのサインをキャッチしてあげることも大切であると感じます。皆さん頑張りすぎです

転ばぬ先の杖、用心は前にあり、備えあれば憂いなし

知っていることわざを挙げてみました!笑

2014/8

過食と拒食を繰り返す患者さん。

今回はストレス性腰痛。

いや〜な気持ちと腰が連動します。

少なくない症状です。

気持ちが緊張、イライラなどに動くと筋肉は緊張します。

つまり滑らかな動きに支障を来します。

一般には肩こりや首に凝りや痛みなどの上半身にあらわれやすいのですが、

元来、腰の使用頻度が高かったり、立ち仕事だったりすると腰痛になることもあるのです。

とくに体重が後ろにかかり気味なら腰痛も大いにありますね。

★『ストレスはその人が持つウィークポイントにあらわれる』と記憶してください。

※ゆっくり過ごしましょう。

2014/4/11

《症例・腰痛》

29歳/女性。

この患者さんは高校時代に腰椎の分離症を経験。

以来数年に一度、急性腰痛になり、脚に力が入らず、動けなくなる。

多少の側弯症もあり。

最近はこの頻度が近くなり、半年~数か月に一度急性腰痛があらわれる。

この腰痛自体は中医でいう血オ(入絡血オ)である。

ただ、その発生条件が変わっている。

※よく見られるタイプは気虚、気血両虚、腎虚などから血オに展開するケース。

いうなれば疲労がたまり、元来のすべり症があらわれるタイプである。

この方の場合、仕事上に時間がない、ストレスがたまるなどの条件から、食事量が増えるあるいは早食いになると急性腰痛が起こる。中医的解釈なら肝胃鬱熱から血オに展開する。

胃熱ー食量増加ー便量増加あるいは便秘ー腰痛という過程を取る。

すると入浴しても、寝ても疲労が取れず、動けなくなる。側彎もひどくなる。

熱による疲労なので3日間だけ夕食時に炭水化物を抜いてもらい、キュウリとトマトだけ(熱を取りやすい野菜)にしてもらう。ほぼ疲労感は取れる。

腰痛も熱と血オを取る。治療後7割方改善。

あらためて人の体の連動性を意識した例であった。

この記事はは新着時期を過ぎると《腰痛》の項に収められています。

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