重度の椎間板ヘルニアの患者さんの治療で数回経験した不思議な現象についてお話しします。ヘルニアが数年を要し治ってゆく過程で、少しずつ足の外くるぶしあたりが隆起してきた例がありました。1例だけなら、個人の特殊体質とでも考えるところですが、これまでに数人の方から、同じような事象を観察しています。
理論的には腰の要である《腎》に関わるツボが足首に集中していますから、当然起こり得る可能性はあります。
しかし腰の痛みの代償的ブログラムだと思いますが、足首の骨が変形するという事実を目の当たりにすると、体のつながりって不思議で、凄いものだと感じないわけにはゆきません。
そこでよくよく足首のツボを触ると、同じ患者さんでも毎日変化して行きます。谷あり、山あり、湿りあり、乾きあり、しわあり、ぶよぶよありの感じです。 そこで足首を正常に整えて行くと、腰の働きの正常性もまた回復して行きます。ここらに鍼の凄みが隠されています。
お約束1
腰痛予防なら日頃から足首を良く回すことです。
NG
足首を返せない履物など(たとえばブーツ)