タイプ別チェックリスト
(中医学で自分の体質をチェック!)
あなたの月経はどのタイプ?
個々の体質は、毎月の月経に反映しやすいものです。
そこで月経の状態や基礎体温をチェックして自身の体質を
知ることが大切になるのです。
とはいえ、人と比べることも容易なことではありません。
今回、中医学からみた月経分類法を大枠ですが提示しました。
ご自身で調べてみてください。混合型の人もいます。
その結果に対処する方法として食事やツボがあります。
それぞれの体質にあった食事やツボは、メニューから『 中医基礎理論 』を開き、その中の 《知って得する体質&つぼ》の項を参考にしてください。
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【経血の状態】
●色はピンク色に近い●または薄い赤色
●水っぽい・さらさらした感じ●量は少なくなってきた
(数年周期で考えてください)
【日 数】
●短めで3〜5日(4日目以後は極端に減ることも)
●5〜7日あったものが徐々に短くなる
【月経周期】
●遅れ気味、40日以上のこともある
【月経前後の特徴】
●月経後半の疲労感●不眠や夢を見る
●肌の乾燥、カサつき
●集中力散漫
●物忘れが多い
●ひどい人は生理中に便秘になることも
【月経痛】
●腰、お腹の鈍痛、シクシク痛む
●生理後半に多い
【基礎体温】
【その他の症状】
【心理的特徴】
【元気になるには】
A
【日 数】
【月経周期】
【月経前後の特徴】
【月経痛】
【基礎体温】
【その他の症状】
【心理的特徴】
【元気になるには】
【日 数】
【月経周期】
●低温期が長い(15日以上)
●高温期が短い(13日以下)
●子宮内膜が硬くて薄い●卵か小さい
●排卵誘発剤で卵ができないことも
●稽留流産歴あり
●不安感が強い
●自責の念が強い
●落ち込みやすい
●鬱になりやすい
●不信感が強い
●心配症
●血の源は食物です
●規則正しい食生活を●目の使いすぎは禁物
●夜更かしは厳禁●十分な睡眠
【経血の状態】
●色は薄い赤色
●水っぽい
●さらっとしている
●量は少ないか多いかのどちらか
●気虚がひどくなるとピンク色で量が多くなる
●一般的で4〜5日●ダラダラと10日も続く人も
●だんだん短くなる●周期は22日未満が多い
●血虚をあわせ持つと遅れがち
●月経前に足がむくむ●疲れて腰がだるい
●食欲がない●風邪を引きやすい
●下痢しやすい●月経中体か冷える●とくにお腹が冷たい
●排卵期に出血することも
●ほとんどない
●体温は全体的に低い(低体温)
●高温期の上昇が遅い
●切迫流産しやすい●着床してもすぐに流れる
●性欲が淡泊●消極的●おっくうに思う●根気がない
●気は体のエネルギー
●消化の良い食事を●生理前は十分な休息を
B
【経血の状態】
●くすんだ赤黒い
●色粘りがある
●レバー状の塊あり
●量は多め
●1日目は少ない
●1日目カス状のものが出る
●2〜3日目から多<なる
●長めで7日以上●タラタラと続く●すっきりと終わらない
●不安定で遅れぎみ●以前より少しずつ長くなる
【月経前後の特徴】
●月経前腹部が硬い●月経前お腹が張る●月経前に便秘
●「月経が来そう」と思ってもなかなか来ない
●月経前半は経血が茶褐色●タラタラした不正出血
【月経痛】
●激しい痛み●月経が始まると痛くなる
●痛みは出血量と比例する●出産後痛みが軽くなる
【基礎体温】
●ケースバイケース
【その他の症状】
●子宮筋腫●子宮内膜症●卵巣腫
●子宮ポリーフ●卵管癒着●抗精子抗体陽性
●卵や子宮内膜の条件がよくても着床しにくい
【心理的特徴】
●ケースバイケース
【元気になるには】
●血液をサラサラに
●適度な運動●体を冷やさない。
●尾骨や下腹部を暖かく●月経中に怒らない
C
【経血の状態】
●ごく普通の赤い色●量は普通
●1日目は少ない
●2〜3日目から多くなる
【日 数】
●一般的で4〜6日
【月経周期】
●不安定●早まったり遅れたり
●不規則でいつ来るか見当がつかない
【月経前後の特徴】
●生理前はイライラ
●月経前落ち込みの激しい
●過食ぎみ、食欲不振●ゲップが出る
●おなかが張る
●肌荒れや二キピ
●便秘がさらに強くなる●軟便ぎみの人は下痢
【月経痛】
●月経前にお腹の張り●月経が始まると減痛
【基礎体温】
●排卵日が不明瞭
●排卵チェックは陽性でも、40時間以内に排卵しないこともある
【その他の症状】
●月経前症候群
【心理的特徴】
●不妊治療にストレス感
●周囲の人への不満感●強いイライラ感
【元気になるには】
●ストレスが元凶
●ストレッチ運動が効果的●なによりもリラックス
−邱紅梅先生(中医師)監修−