さくら堂治療院は中国伝統医学(中医学)のスペシャリストにより鍼灸治療院です。
特に問診を重視しております。 すべての患者さんに個別対応、誰一人として同じ治療をすることはありません。
参照👇
院長金子による「問診のすすめ・東洋学術出版社」
問診の特徴(たとえば頸椎症のAさんの例) |
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Q.いつから痛みますか? |
A.…半年前からです |
Q.頸のどの辺が痛みますか? |
A.…頸の後から背中にかけて痛みます |
Q.どういう姿勢で痛みが悪化しますか? |
A.…前に曲げるのはそれほど痛くありませんが、反るとかなり痛みます |
Q.痛みを表現すると、どんな言葉が適当ですか? |
A…普段はおもだるい感じで、反らすとズキッとした感じかな?うん、そんな感じです |
Q.普段のだるさは天候に左右されますか? |
A.…あまり意識したことがないのでよくわかりません |
Q.疲労の度合いに左右されますか? |
A.…疲れると頸から肩胛骨のあたりがおもだるくなります。最近とても疲れやすくて、息は切れるし、声も続かないです |
Q.しびれはありますか? |
A.…頸を反ると、右腕にしびれが走ります |
このような対話がなされました。 この後、中国伝統医学(さくら堂)と西洋医学(病院)では診断(弁証)プロセスが違います。 |
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中医学(さくら堂) |
西洋医学(病院) |
◆脈を取ります
−結 果− |
◆X線の撮影やアドソンテストなどを行います
−結 果− |
◆舌を診ます −結 果− |
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● 結 論 ● |
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肺気が不足したことで、頸周囲の筋肉の活動性が低下し、血の巡りが悪くなり、痛みを起こしたものです |
椎間板の薄化 |
●この例では、西洋医学の所見を考慮しつつ、中医学的に肺気を補うツボをとり、5回の治療で痛みがなくなりました。
※西洋医学 :主訴⇒各種検査⇒診断⇒治療方針⇒治療 ※伝統医学 :主訴⇒四診(舌診、脈診、腹診など)⇒証⇒治法⇒治療 ●中医学と西洋医学では視点の違いから、治療プロセスが異なってくることがご理解頂けましたでしょうか。 ●どちらが正しいとか、優れているというものではなく、その特徴を理解し、上手にご利用されることを願います。 21世紀に生きて西洋医学の恩恵を受けないのはもったいないですし、2000年の歴史の中で進化した中医学のメリットも享受されるのが望ましいのではないでしょうか。 |
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追記)この患者さんには5〜7ヶ所のつぼをとりました。治療時間は50分程。彼女はずっと寝ていました((^_^)) |