2020/12
後鼻漏はなかなかもって難治性が高い疾患のひとつである。
治療の順を間違えると良好な結果を出しにくいという印象である。
まず、後鼻漏症候群をカテゴリー化すると、慢性上咽頭炎の変法型と見ることが出来る。
早い話が、咽頭の上部というか鼻を奥に常に慢性の炎症状態があり、それゆえの分泌物が常時ある状態ということだろう。
まず、ここの炎症を鎮静化することが主題となる。
全体として関連する肺や脾にアプローチするより先に、患部の鼻の奥に炎症を取りことに主眼を置く。
これには顔面鍼が有効だ
副作用として顔のお肌がきれいになる、まぁ〜これは副作用とは言わないだろうが(* ´艸`)クスクス
これを先にやり、ある程度の炎症を抑えないと、ここが起点でウイルスや細菌の餌食となりやすい。
これはある患者さんの症状を念入りに追っていってわかったことである。
全体levelの調整から入ると、逆に治りが悪いようだ。
※新着時期を過ぎると左サイドバー《後鼻漏症候群》に収められています。