両下肢同時にあるしびれ

一般的に両足に違和感や痛み、しびれがあるときは、脊柱間狭窄症、下肢の動脉硬化や血流障害などを疑います。単純化すれば骨か血管かと考えます。
 狭窄の特徴は、短時間での歩行障害に尽きます。休むと少し改善され『歩くとまた悪化する』。これが狭窄の最大の特徴です。

徐々にですが、痛むまでの時間が短くなります。例えば30分歩いて痛くなっていた人が、10分程度でも痛くなるようなら、狭窄症は進行していると見るべきでしょう。

症例をざっと見ると腎虚と血オの混合型や入絡血オで治療するケースが多く、しっかりと響かせる手技を出していかないと効果は半減します。

もちろん椎間板ヘルニアや変形性脊椎症でも両下肢に痛みやしびれがくるときもありますが、こちらのほうは概ね片足のみに痛みやしびれがあらわれます。(注:ヘルニアが左右両方にあるなら両足ともに痛むこともあります。)

血栓のケースも少なからずあります。

足背動脈や鼠経動脈の血流を見ますが、血栓があったりするのでかなり慎重に鍼灸の適応かどうかを判断していきます。  


 

    

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは

坐骨神経は腰骨の間からお尻の奥、もも裏、ふくらはぎのラインを走行する神経を言います。

坐骨神経痛は坐骨神経が走行する部分の痛みのことを言います。状態によっては、ももの外側、膝の外側から外くるぶし、すねの方に痛み痺れがでる方もいらっしゃいます。

 

坐骨神経に痛みが出る原因として以下のようなことが考えられます。

@    神経が何らか影響で過敏になること

A    神経の通り道が圧迫や狭小したこと

大きく分けるとこのようなになります。

 

坐骨神経痛を引き起こす病気としては第一に整形外科の疾患を挙げることができます

腰部脊柱管狭窄症、腰部椎間板ヘルニア、腰椎すべり症、側弯症など

 

整形外科疾患以外にも坐骨神経痛を引き起こす病気があるので、まずは病院での検査、画像診断をすることはお勧め致します。

 

治療としては

まずは坐骨神経の痛み痺れが起こす(圧迫や狭小部分)場所を問診、動作確認でおおよそ把握します。痺れ痛みを起こす原因として概ね3つに分けられます。

腰の問題

お尻の問題

腰やお尻に原因を作る他の問題

 例えば、寝不足、寒さ、気圧、湿度、飲酒、疲労など

 

に関していえば、人によって坐骨神経痛が出る前の状況が変わってきます。傾向性の把握が症状を良くする、もしくはツボを選ぶ基準になります。

 

上記の〜で神経痛を引き起こす問題を叩く、これに尽きます。

臨床で診る限り単体のものは少なく複数のものによって神経痛を出している方が多いように感じます。

 

急性の神経痛はもちろん、慢性的でたまに神経痛が出てくる人も早めの処置をお勧め致します。何か症状のことでご質問等ございましたらメール、電話でお受けいたします。

    

突然の知覚異常

2015/11

《症例・太もも後ろの知覚異常》

このケースは短期間のうちに痒み⇒不眠⇒神経痛と動いた例です。

 

主訴は臀部から大腿後側の知覚異常。

本人いわく『変な感覚』とのこと。

同側腰部に痛みもあることから腰椎異常による坐骨神経痛でしょう。

それはそうなのですが・・・・

この場合のキーは血虚

乾燥と内熱による吹き出物が最初。

痒くて眠れない日が続きます。

治療当日は貧血的な眩暈で、右に傾いて歩いてしまいます。

 

※大きな問題は寝ていないことで血の消耗および気血生産力の低下

元々右膝に靭帯断裂があり、周囲の筋肉でそれをカーバーしていた経歴がある(筋肉に力を入れるため、左側より気血が必要になる)。

そこで気血を不足すると、最初に必要量をもらえない右側の臀部〜大腿部にかけて、気血低下の知覚異常が現れたものと判断しました。

治療は早急に気血を補います。

一度ではちょっと難しいですが、数回で落ち着くと思います。

 

2209_5681.jpg

 

 

証(ヒショウ)

鯉のぼり.pngお疲れ様です。金澤です。

GW前後は風びゅーびゅー雨ザーザーですね。(語彙力のなさを痛感しますもうやだ〜(悲しい顔)

こういう時期は前回ブログに書いた外邪の侵入しやすい傾向であります。

タイトルの証とは…東洋医学では詰まって通じないという意味で痛みの総称と考えます。

主に急性の痛み疾患で代表的なものでは腰や首、肩、神経痛などなど指します。

最近、患者さんで証による腰痛〜下肢神経痛の訴えでいらっしゃいました。

このお方の発症はGW中の事でした。日中は日差しがあり暑かったので薄着で外に出かけたのですが、夕方になり風が出てきて寒さに当たったことで次の日に発症しました。

本来はもっと分析をいれますが、ここでは割愛させてください。

まさに風邪と寒邪が身体に侵入したことで腰痛〜神経痛発症したものだと思われます。

治療としては、この風邪と寒邪を取り除くことが痛みを抑えるポイントとなります。

病態にもよりますが、外邪のみの場合であれば数回の治療で良くなっていくでしょうひらめき

 

証の急性疾患の場合、どれだけ早く外邪を取り除くかが症状を長引かせないポイントとなります。

外環境によって症状が弱くなる日もあれば強くなる日もあります。また身体の疲労レベルでも変化があるので9割以上の回復で終わりにしたほうが望ましいように思います。

 

おしまい