頚椎症では
首の痛み
首の動かしづらさ(首が回らない)
肩のこりもしくは痛み
背中の張り・痛み、
腕にかけて痛みや痺れ、脱力感
手指に痺れ、痛みがある
などの症状が出てきます。状態に応じて症状の強さ頻度、症状の多い少ないがあります。
原因として
頚椎の加齢変化による骨の変形が起因になることが多いと言われております。
鍼灸院では、よく画像所見で骨の変形を伴わないこと方もいらっしゃいますが、画像所見だけが全てではないので動きや体表から観察できる皮膚の状態、筋肉の状態、体質をみて総合的に判断致します。また首から腕に伸びる神経が圧迫されることによって腕に痺れや痛みを誘発します。
※この時に首の動きで痛みや痺れを誘発する動きがあります。
ある特定の動き・動作・姿勢で痺れや痛みが強くなる方は首に負担がかかっている可能性が強いかと思われます。
治療としては
まず頚椎にかかる負担を減らします。
その負担がかかりやすいタイプ分けします。部分だけ行っても持続しにくいので首・肩・背中などの痛みを作る原因も並行しながら治療を行います。
タイプ別
・気虚(ききょ)…気の不足を指します。身体を支える力が落ちます。頭を支える力が落ち負荷がかかりやすい状態や背中が丸まりやすくなり首に負荷がかかりやすい状態になります。
・気滞(きたい)…気の滞りを指します。気の滞りは分かりやすくお伝えすると、筋肉の緊張が
強くなるイメージです。患部だけではなく肩から背中がパンパンに張るなどの表現が多いです。筋肉の緊張が全体的にあると首にかかる負荷を大きくなります。
・血オ(けつお)…血の滞りを指します。東洋医学では血の痛みはかなり強い症状を起こします。何もしなくても痛む、夜中に痛みが強くなる、画像所見であれば骨の変形がある方が多いです。血オの状態がとれてくると痛み安定してきます。
以前に血の頚椎症のブログを書きました。
https://www.sakuradou.biz/article/16105161.html
興味ある方は覗いてみてください。
各々タイプによって当てるツボが変わってきます。もちろん首の負荷を減らす目的でのツボの選択になります。
聞きなれない用語があるので難しく感じるかもしれません。お悩みや疑問に思うことがあればご相談ください。