前回の膝痛の続きです。
今回は、体質・気候、外傷による東洋医学的な膝痛の解説を行っていきます。
●体質+気候由来タイプ
B湿熱タイプ (水湿+熱)
身体に過剰な湿気と熱が過剰に存在することが原因となる。
「水分代謝の悪い体質に熱気が加わること」や「熱体質の人が湿気の多い環境にいること」によって膝の痛みを発症します。
C寒湿タイプ(水湿+冷え)
身体に過剰な湿気と冷えが過剰になることが原因です。「水分代謝の悪い体質に冷えが加わること」や「冷え性の人が湿気の多い環境にいること」によって膝の痛みを発症します。冷えにより体の中の栄養物質、エネルギー物質の運行が阻まれることで痛みとして出現する。激しく痛み、歩行困難をきたす場合も。
特徴としては、「冷え症状」。両ひざのはれや強い痛みの他に、顔色が青白い、手足の冷えなどがみられる。
●熱タイプ
D外傷タイプ
ケガをすることで、血行が滞る。長時間滞り熱化してしまうことが原因となる。
膝関節が赤く腫れ痛み、熱感を伴うことが多い。明確な外傷歴があることが特徴。
E体質+気候タイプ
熱を持ちやすい体質に気候などの外的要因が加わることが原因となる。
特徴は両膝の強い腫れと痛みがあり、痛みはキリで刺すような痛みで、手も近づけられない程の痛みである。
D、Eとも共通して、関節は
F湿毒タイプ
水液代謝の低下や湿気などにより身体に余分な水分が生じることが原因となる。
発症はゆっくりであり、重だるい痛みと腫れが生じる。
※新着時期を過ぎると左サイドバー《膝痛》に収められています。