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おはようございます。金澤です。

暑く溶けてしまいそうですね!

今週金曜日にある講習会の準備をしていて面白かったので記事にアップしていきます。

よく患者さんで体重が増えたから膝が痛くなった、膝が痛いから太っているなどのお話を聞きます。

うーん、確かに体重が増えると膝への負担は大きくなります。ただ体重増=膝痛とは言えない部分もあるので直結のものではないと私は考えております。

もちろん膝に負担がかかる動作で下り坂、下り階段などは体重の4〜7倍の負荷がかかるといわれております。

でもですよ、体重量が多い人でも膝痛になっていない方も多いのも事実です。

病態によって異なりますが痛みには時間的な経過(急性、慢性)があり、慢性の場合は身体のバランス、関節の可動性、関節を支持する筋肉量と筋肉の質(柔らかさ)がポイントになってきます。

ここからは東洋医学のお話を絡めて。少し強引ではありますが胃腸の不調と膝痛を繋げます。

体重が増えてしまうのは胃腸の代謝が落ちている証拠になります。

東洋医学で言えば脾気虚がスタートラインになることが一般的かと思われます。

脾気虚から派生するルートとして2通り挙げてみます。

1、脾気虚〜湿盛〜痰飲

胃腸の代謝が落ち、余分なお水(湿)が体内に貯留します。余分なお水が下肢に溜まると浮腫みや倦怠感など症状がおこり下肢の関節の可動が悪くなることや、膝回りに気血が行き届かなくなり負担になってきます。結果的に痛みとして現れることもあります。

2、脾気虚〜気血不足

胃腸の代謝が落ちて必要な気血が作られず筋肉や骨に養えなくなり痛むケースになります。この場合だと下肢の筋肉量が落ちた、もしくは血の産生が追い付かず筋肉の潤いがなくなり柔軟性が落ちてた(固くなった)、または気血の循環する総量が減り、下肢の疲労感としても自覚しやすい傾向になります。

何かしらに違和感なりを感じて徐々に痛みとして現れることが多いように思います。  

外傷歴や過去に膝を痛めたことがある人以外は急激に膝痛が起こることは、あまりないと思われます。

体重が増えた、胃腸の調子が悪く、下肢症状が出ている、膝の違和感があるという方は少し気をつけてくださいね!もちろん痛みがある人もですよ!

おしまい

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