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2022/9

肩甲骨下端を結んだ線上で、胸椎棘突起間(第7胸椎下)にあるツボが至陽(しよう)です(甲乙経より)。

だいたいに背骨上にあるツボは表証(外界の温度、湿度などの影響で症状が出るもの)に効きやすいという特徴がある。

例えば風邪、皮膚病、神経痛の一部などですね。

至陽は、また《止嘔作用》がとても強いツボとして名を馳せる。

《止嘔作用》は嘔吐もしくは吐き気を止めること。

ちょっと特殊な技法は必要なのであるが、

それを知ってさえいれば良く効く。

表証に効果的な背骨上にあり、止嘔作用が高いのなら、

一番使える場面は感冒症状のひとつとしての吐き気とか、

冷えから肩首が凝った時に同時に起こる吐き気や嘔吐などであろう。

※一定期間を過ぎると『養生&ツボのお話』に収められています。

2202/9

人は言いようのない不安感、

頭から離れない不安感に襲われることがあります。

そこから不眠、多汗、動悸などが始まることも。

鍼灸では概ね心の病証で捉えることが多く。養血安神作用(精神を安定させる)のあるツボを多用します。

養血(血を増す)しながら、理気(気を巡らす)をすることが多くなります。

これは日常生活に喩えると『思考を停止しながら体の循環を良くすること』に似ています。

不安はいわば思考の漏電現象なのです。

それを止めて無駄使いを減らす感じです。

その間に体内の気血を増し、循環させるわけです。

これはヨガでも太極拳でも同じことです。

何も考えずに、ひたすらその動きに体を埋没させてゆきます。

それが出来なければただの体操になります。

私は草むしりに励みますが(一石二鳥???)

※一定期間を過ぎると『養生のお話』に収められています。

`凡五味入胃、各帰所喜、故酸先入肝、苦崎入心、甘先入脾、辛先入肺、咸先入腎。久而増気、物化之常也、気増而久、天之由也`

(  胃に入った五種類の味はそれぞれ相性の合う場所へ向かってゆく。酸味は肝へ、苦味は心へ、甘味は脾へ、辛味は肺へ、塩味は腎へ入る。やがて気が増え、物へと変化してゆくのが普通である。気が増えてゆくのは自然の断りである。)

   漢方薬や薬膳など、食べ物には身体を調整する働きがあります。

 この名言では食物の中でも「味」が身体に作用するとしていて、酸味(酸っぱい)、苦味、甘味、辛味、咸味(塩からい)の五つの味がそれぞれ臓腑の気を増やすとしています。

 詳しく解説してゆきましょう

 五つに分けるのは五行学説に基づいた考えがあるためなのですが、 

五行学説とは、世界のあらゆる物や現象を木、火、土、金、水の五つに分類し 互いを助けたり抑制したりしながら平衡を保つという考えを持っています。 

占いで見かける五芒星などで見たことがあるかもしれませんね 

 例えば木が燃えて火が発生するように、木属性は火属性の働きを助けます。 この助ける働きを相生の関係といいます。 

 反対に、水が火を消すように、水属性は火属性の働きを抑制します。 この抑制の働きを相克の関係といいます。 

 この様に助けたり制御したりをする五つの属性でこの世界が成り立っているとされ、 あらゆる物や現象が五つの属性のどこかに分類されています。 

 味に関していうと、 

酸っぱい酸味が木属性 

苦味が火属性 

甘味は木属性 

辛味は金属性 

塩からい咸味は水属性 に分類されています。 

 更に、中医学では人体の機能も五つに分類していて 

物の流れを調整する「肝」という機能が木属性 

血をポンプ作用の様に送り出す機能がある「心」が火属性 

飲食物の消化や吸収をする機能がある「脾」が木属性 

呼吸を行う「肺」が金属性 

身体の水分調整をする「腎」が水属性 

それぞれの機能を持つ臓腑に分けられます。 

 また更に、五行では同じ属性同士は相性が良く、力を高め合います。 

同じ木属性同士の「酸味」と「肝」は相性が良く、酸っぱい食べ物は肝の働きを良くしてくれて、 

火属性同士の苦味は心の働きを助けてくれる。 

 この様な五行学説の考えにより、それぞれの味が臓腑の働きをよくする、 

臓腑の気を増やすという考えになります。 

 食事は毎日するものですが、その日の体調や気分によって、辛い物が食べたい日や酸っぱい物が食べたい日があると思います。 

そういう時、それに相応する臓腑の働きが少し弱っている為に強化できる味を欲していると考えられます 

 今日は甘いもの食べたいなという日は消化器系を司るところが弱っているのかもしれません。 

甘い物を食べたら元気になるかと思いますが、食べ過ぎると逆に機能低下を招く事になりますから注意下さいご注意下さい。 

 食欲の秋、食と身体の関係について解説させて頂きました。 

 スタッフ 伊澤

溺れているまさにその時は、少しでも頭を水面に上げたいので、体に力が入り過ぎ。立ちの姿勢になるので、結果益々沈んでしまうことになります。

これって生活の中で苦しんでいる時の様相に似ていると思っています。

今の苦しみから助かろう、逃れようとして、そのことだけに頭が一杯の状態でしょ。

体に力が入り立って頭だけ上げているものです。

だから首が凝る

息も焦りで深く吸っていません。

だから胸が苦しい

少し冷静になり、周りを見ながら体を傾けて横になるようにします。

すると必ず顔だけが水面に出るのです。

頭を落ち着かせ力を抜きます。


頭を落ち着かせ横になります。

寝ながら時の流れを静観します。

苦しいことは真逆に考えれば解決することも少なくありません。

※焦った時ほどゆっくりと


※詰まった時ほど広げましょう

胸に手のひらを当てながら少しだけでも横になってみてください。

胸の胸骨という骨の中央にあるのが『中(ダンチュウ)』というツボです。
中には苦しい時に胸を広げて、呼吸を楽にする効能があります。


※この記事は一定期間を過ぎると『養生』の項に収められています。

8月ももう下旬。

少しずつ秋らしくなってゆく日々の中、皆さん体調を崩したりしていませんか?

 本日は季節に纏わる名言をご紹介したいと思います。

~ 春夏養陽、秋冬養陰~

 (春と夏は陽を養い、秋と冬は陰を養う)

 この名言は季節ごとの養生の仕方を言っています。

 前半では春と夏、後半は秋と冬。説明文を見ながら解説してゆきますね。

~ 春夏養陽~ 

春夏は暖かな季節です。 日差しも強くなり、空気も熱を帯び、昼間も伸びる季節。

 春の陽気という言葉がある様に、暖かな陽気が段々と増してゆき、心も身体も活発になりやすいというメリットがある一方で

 身体に熱が篭ってしまい悪影響が出る危険もある為、予防をしましょうというのがこの名言になります。 では、どの様に対策をするのか?

 その方法は早寝早起き散歩です。

 休む時間よりも身体を動かす時間を増やし、身体に溜まる熱を発散させましょう。というやり方です。 

 特に汗をかくことを大事にしているようで

 「汗は陽気が増していると現れ、陽気を発散させる」 

と本文にも記載されており、陽気の量に反応して汗が出るとした上で 増してゆく陽気に対応できる様、普段より発汗を促す様な生活を送りましょう という事を春夏の養生としています。

 実際、真夏になると厳しい暑さで汗を沢山かくようになります。 

その時にきちんと汗をかける様に、予め熱を発散しやすい身体にする準備が大切なのかもしれません。

~ 秋冬養陰~

 これからやってくる秋と冬。 今まで溢れていた陽気は収まり、冷たい空気に長い夜が訪れます。 

春と夏は発汗によって増していく陽気を外に出していましたが、 秋と冬は反対に、身体の中の物を出さないように、蓄える方向に変わります。 

具体的な養生は早寝遅起き等休む時間を多くし、過剰な発汗を抑える事です。 

 どちらの方法も余分なエネルギーを外に出さないようにする為に行います。 

汗は皮膚から出る液体ですが、この液体の原料は身体の臓器を動かす為、栄養する為に必要な水分なのです。

 しかも、春夏の養生にもあったように、陽気も一緒に出ていってしまいます。

 汗を沢山かくと身体に必要な水分、陽気も減ってしまいますから、必要以上の発汗は抑えたいのです。 

 また、寒さによって陽気の少ない時にも 身体にある陽気を奮い立たせるのに水分が役立ってくれます。

 厳しい冬を乗り越えるためのエネルギーを貯め、無駄遣いしないようにするのが秋と冬の養生なのですね。

 名言解説とは少し外れてしまいますが 夏の初め、気持ち的には乗り気じゃなくても身体がスッと動く。とお話しされる方がいらっしゃいました。 

これは暖かな陽気が身体を動きやすくするので気持ちとは裏腹にスッと動けたのです。

しかし、秋になるとこの陽気がグッと減ります。 少し身体が疲れやすいかな?と感じる方もいらっしゃるかと思います。

夏の間、沢山頑張っていた方も

 少し休憩を増やしたりして

 頑張りすぎず

 お身体を労ってあげてくださいね。

 スタッフ 伊澤


極めてインドア派な私(杉本)。休日のスマホの使用時間は著しい。

先日から何やら肘外側に痛みを感じる。仕事中にも痛みが生じることもあり、自身の養生のために少し調べてみることとした。

どうやら現代病として、「スマホ肘」なるものがあるらしい。その名の通り、長時間のスマートフォンの使用から腕の筋肉が硬直してしまい次第に炎症を起こすものである。

正式的には「上腕二頭筋外側上果」と言う。俗に言う「テニス肘」であるが、テニスをはじめとして肘を酷使する職業にてよく見られていた疾患である。

●スマホ肘におすすめのツボ(曲池)

「曲池」とは肘を曲げた時にできるシワの外側にで切る凹みに存在するツボである。

現代医学的にみると、「長橈側手根伸筋」・「短橈側手根伸筋」という主に肘を伸ばす動作に関与する筋肉の付着部に位置します。

また東洋医学の視点で、「鍼灸甲乙経」と言う古典の記載では「肩・肘の内部が痛んで屈伸しずらい・手が上がらない・手首が重くて引き攣るなどの症状には曲池がよく効く」と言う表記が見られます。

古くから「肘の痛み」には「曲池」が用いられていたと言うことですね。

ちなみに私は別のツボとセットで合わせて5分ほど指で押すことで痛みが無事治りました。

同様の症状でお悩みの方はぜひ「曲池」のセルフマッサージで養生なさってください。

スタッフ杉本

着時期を過ぎると左サイドバー《養生のお話》に収められています。

正月が過ぎて早くも1週間。連休でありながらも特に旅行などには行けず自宅で過ごされた方も多いのではないでしょうか?そんな連休を彩るのには、食事は切っても切り離せないと思います。

おせち料理をはじめとする豪華な食事についつい「食べ過ぎ」「飲みすぎ」てしまうことが多いと思います。連休中は大丈夫。ただ連休の少し胃の疲れが出てくるそんな時期かと思われます。

●胃の疲れに効果的なツボ

胃の疲れに効果のあるツボとしては、上かん(じょうかん)」「中かん(ちゅうかん)」が挙げられます。(※「かん」は月へんに完)

「かん」は「胃」を意味しており、「上」は胃の噴門部(上部)・「中」は胃の真ん中(中心)を指しております。

上かん」・「中かん」とも「和胃(わい)=胃の働きを整える」という効果があります。

どちらかのツボ単独でも効果がありますが、両方用いていただきことでより効果的です。

●ツボの取り方・セルフケアの方法

・「上かん」…おへそからおよそ指5本分うえ

・「中かん」…おへそとみぞおちの上端を二等分したところ(おへそからおよそ指4本分)

腹部は厚みがあるために、せんねん灸であると物足りない場合が多いです。

自身の指でツボを押していただく・蒸しタオルやドライヤーなどで温めていただくのがオススメです。

詳しく聞きたい方はスタッフ杉本まで。


※新着時期を過ぎると左サイドバー《養生のお話》に収められています。

2021/4

散歩をしていたある日のことである。

かれこれ街中歩き、神社仏閣神を探索すること5時間余り

お昼も食べずに5キロ強歩いていたわけだが、足の裏がジンジンと痛くなってきた。

※これは歩行により腎陰が消耗したときに起こる現象である。

ちょっと面白いことに気づく

昨今はコロナ禍の影響で至る所に体温計消毒液が設置してある。

僕の負担の体温は普段36.2℃±0.1℃。

足休めで抹茶を頂くために立ち寄った園内の甘味処では36,7℃まであがったいるではないか思いのほか高い(;^_^A

※休息と水分補給をこまめにしなかったことが体温上昇の原因だろう。

抹茶を頂き、足を休め再度図ると36.3℃。

また気合を入れ直し、そこから歩くこと2時間

この時点で体が重くなりヘロヘロ

倦怠感の限界に来たので、お腹は空いていないものの、ちょっと早い夕食(かなり遅い昼食)を取る。

お店の前で体温を測ると今度は35.3℃まで下がっている。

※食間の時間が8時間を超えてきたので気の不足が起こっている。腎陰不足に気の不足が加わって腎気陰両虚を起こす。

ゆっくり2時間近く、お店を出る前に再度図ると36.2℃。

一日のうちの高低差が1.4℃あったのは予想外でした。

変温動物並み(お前はカエルか)

日頃から超睡眠不足の僕は陰血不足の体質が形成されやすくなります。

陰血が不足すると体温を調整する衛気の生産量が低下傾向を帯びます。

すると体温、とくに表面温度は天候や運動量などに左右されるようになります。

基本陰血は不足すれば上がり、気が不足すれば下がります。

日常的な睡眠不足がこういう形で現れることもあるのです。

肝に銘じた体験でした

※新着時期を過ぎると左サイドバー《養生のお話》に収められています。

2020/12

コロナ禍でジム通いをやめてしまったので、半年以上運動らしい運動がストップ。

お蔭で筋量が減りました

体が危機感を覚えたのか、12月から無性に走りたくなり、最近は週2回、3キロランニングを始める。

2キロ過ぎたあたりから体温が上がってくる感覚があり、汗がじっわっと出だす感じがある。

ランニングで筋肉がそうそう付くわけではないが、心肺機能は上げるだろう。

これは実に免疫力のUPや自律神経の安定にも影響する。

自分でも一番驚いたのは、この半年間続いていた右の鼻の奥の詰まりが消えたこと

伝統医学的には、走ったことで全身の気血を巡り、その気の行気作用で、鼻の奥の粘った痰湿の邪を散らしてしてくれたようである。

以前から入浴後に鼻水がタラッと出てきていたので、循環をよくすることが良いとは感じていたが、外からの熱刺激(入浴)より自発的な熱刺激(ランニング)の方が効果倍増するとまでは読めなかった。

養生というと食事を真っ先に思い浮かべる方が多いだろう。

しかし、自発的に動くことも養生学のひとつの分野だと思うが、いかがだろうか(*`艸´)ウシシシ

※新着時期を過ぎると左サイドバー《養生のお話》に収められています。

ムワっとするような湿気を感じる夏が終わり、乾燥する秋がきました。(近年秋がないような気がしますが…)乾燥する気候は私たちの体に影響をもたらされ、伝統医学上では「燥邪」と言われております。この燥邪は、①身体の潤いを奪うこと②五臓六腑の「肺」にダメージを与えることが特徴として挙げられます。

「身体の潤いを奪う」

乾燥は私たちの身体から潤いを奪い、全身に乾燥症状として出現します。

症状としては、唇や目の渇き、咽喉のイガイガ感、、皮膚の乾燥他、大便の乾燥(便秘)、お小水回数の減少が挙げられます。五臓六腑の「肺」は「潤いを好み、乾燥を嫌う」という性質を持っています。

〇「肺を損傷する」

大気中の空気を取り込む「肺」は、「乾燥を嫌う」という特徴をもっています。

乾燥した空気を取り込むことで、潤い成分の損傷を受ける他にも「肺」の機能不全をもたらします。

呼吸ルートに乾燥症状がみられることで、口鼻の乾燥、痰が少ない、痰があるが粘々しているため出せない、乾いた咳が出る、胸の痛みを生じやすくなります。

また、伝統医学上ではエネルギーや水液物質を全身にくまなく供給する役割を担うとされており

体表面に存在するエネルギーの不足することで、風邪を引きやすくなる(バリア機能低下のイメージ)といったことが特徴として挙げられます。

養生として、乾燥した空気から肺を守ること・身体の中の潤いを保つことが大切です。!

乾燥した空気をブロックするにはマスク着用がおススメ。(今のご時世は皆年中付けてますよね)。

 そして、潤いを保つためには水分補給、旬の果物を食することがおススメです。

「梨」や「柿」などの旬の野菜には肺を潤す効果があるとされています。(しかし食べ過ぎると身体を冷ましてしますためほどほどに。)

季節の特性を理解して、秋の健康管理にしっかり努めていきましょう!

スタッフ 杉本

※新着時期を過ぎると左サイドバー《養生のお話》に収められています。

2020/10

今日、着ようとした白衣にほころびがあり、他のも洗濯に出していたので、以前のものに久しぶり袖を通しことにした。

「デカい」 

つまり、僕が歳とともにひと回り小さくなっていました。

衝撃的でした。

コロナの影響でジムに行かなくなり、はや半年以上。

多分ですが大胸筋が5㎝以上縮んでしまいました。

2年かけて筋肉量を2キロアップさせましたが、今は−4キロくらいの感じでしょうか。

萎みすぎとる((´∀`*))ヶラヶラ。

色々忙しく、この半年間5時間以下の睡眠が続いていたことも、急激な萎みに拍車を掛けています。

血を補うには、もちろん第一義は食生活ですが、これは再三お話しているので割愛させて頂きますが、とにかく良質な睡眠か、でなくば相応の時間の睡眠を確保することです。

※付随的に筋痙攣を起こしやすい人

※急激な視力低下。

※女性なら月経周期の延長や月経量の低下が目安。

上記の兆候が出始めたときなら睡眠時間を延長するだけでかなり改善されることが多いものです。

「血不足の初期には何をおいても1に睡眠2に睡眠、3,4がなくとも5に睡眠」と憶えておいてください。

※新着時期を過ぎると左サイドバー《養生のお話》に収められています。

2020/7

僕はスイカ男と呼ばれています。

どこの国に行っても、どの時期にでもスカイさえあれば満足するからです。

《いつ何時でもウォーターメロンを頬張る》男なのです。

これは僕だけの話ですね。

やはり王道は季節性のあるものを食するということにことでしょう。

スイカは天然の白虎湯といわれるほど清熱の効が高いとされています(少し言い過ぎかも)。

気候なら真夏の炎天下、自分の状態ならのぼせ、微熱たあたりに最適です。

もちろん利尿にも働くので、体の余剰水分を流してくれもします。

となれば今どきの湿気があり、温度も高い時期が最適となります。

症状なら今どきの時期の眩暈や全身の沈重感あたりを目安にします。

でもですねぇー、ビールと一緒はダメですからねぇ

※新着時期を過ぎると左サイドバー《養生のお話》に収められています。

2020/7

「この時期はこまめに水を飲みましょう」

果たしてこの常套句は正しいのだろうか?

水分は適度に取らなければならない。

適度とは過不足なしということ。

頭より体の欲求に従うのがベターではあろう。

僕が注目したいのはこまめという一文。

身体の仕組みからいうと、ちょびちょび飲む(お酒ではありませんからね)と利尿に働く傾向が抑えられる。

いっきに飲むと利尿作用は高まる。

炎天下の時期あるいは体質レベルで水分が保湿できない方はちょびちょび飲めばよいことになる。

逆に体内に水分が過剰にある方は一気に飲むことが好ましい。

水分は季節性もさることながら、その人それぞれの体質で飲み方が変わってくるということなのである。

もちろん、発汗量とかの兼ね合いはあるが、この基本的ラインは押さえておこう。

※新着時期を過ぎると左サイドバー《養生のお話》に収められています。

2020/6

「肝気鬱には何を食べるか?」

肝気鬱は肝気が鬱して全身の気をスムーズに流せない状態を指す。

ひとつは精神的ストレス、とくに我慢の状態で起こりやすくなるので、この問いは「ストレス状態のときは何を食べますか?」とほぼ同じ意味で捉えてよいでしょう。

学生にこれを問うとある傾向が出るので面白い。

正解を答えてくれるのはよっぽど出来の良い生徒か逆に出来の悪い生徒。

ほどほどの子たちはだいたい不正解

すこし勉強している人ほどより不正解

紫蘇の葉、ミント、薄荷、桂皮など実に漢方チックな答えが返ってくる。

結論をいうと好きなものを食べるが正解。

抗ストレスの基本は楽しい、気持ち良いを味わうことなのだ。

それが心にゆとりをつくり、筋肉を緩め、脳内からは適時なホルモンを放出することになる。

生半可に勉強しているほどこのトリックに引っかかる。紫蘇の葉が嫌いならどうなるか?と考えたらわかるだろうに。

それゆえ、全くこのような知識すら持ち合わせない学生は本能で答えを出し、この知識を踏まえて、さらにそれを知識から知恵のレベルに昇華している学生は難なく答えるわけである。

最近、この問いに答えられる学生が増えてきた。

ただ眼鏡が曇ったのか、僕にはどっちのタイプ学生が増えてきたかがわからない。

※新着時期を過ぎると左サイドバー《養生のお話》に収められています。

2020/6

昔、「24時間戦えますか、ビジネスマンビジネスマーン」というCMが流れていました。

時代はまさにそれに近づきつつあります。

交通機関の発達で、うちの患者さんの例ではニューヨークに0泊2日の方がいました

インターネットの発達で四六時中仕事環境が整っています。

加えてグローバル経済なら昼夜逆転で仕事をする方も多数おられます。

このCMの流れていた時代は、まだこのようなスタイルではなかったと記憶します。

スタミナドリンクを飲んでこうありたいねー、という感じでしたね(ありたくないでしょうけど)

今はどの分野も飽和状態に近くにあり、量をこなさないとサバイバルゲームに勝ち残れないの実情です。まさに論語の【知者は水を楽しむ】地で行かなければならない時代になっています。

知恵を使い、場所を変え、人を変えながら淡々と量をこなしていく感じでしょう。

ここまで社会が忙しくなると義務感だけでは体と心が持たないように思います。それには2つの能力が必要だと思っています。

※ひとつは楽しみを見つける能力。

小さいことを面白がる力や要点を集約しながらステップアップさせたり、横に広げたりする能力が必要です。追い込みをかけるようで恐縮ですが、好きなことをしていれば成功する時代ではありません。好きにならなければ失敗する時代だと感じています。

※打たれ強くなる

上司や相手先から出た否定が人格の全否定のように感じしまうと心が持ちません。むしろ否定されることの方が確実に多く、否定が当たり前くらいのつもりでいないとボロボロになります。

僕もある雑誌に書いたものが覆面座談会なるコーナーでコケ降ろされたことがあります。

初めて活字になった批判だったのでショックがこのほか大きかったのを覚えています。

今はAmazonもありますからそれが普通くらいに思っていますが・・・

そんな社会環境の中で養生の有り様も変化するでしょう。生活に染み入るような、それでいて、ながらではなくそれに集中するようなスタイルが現状ではベストだと考えます。

私の場合は1分間ほど眼をつむり、自分の内臓に《元気かー?》と声をかけることと朝合掌しながらご先祖様に線香を立てます。

養生という言葉には似つかわしくないとお思いかもしれませんが、膨大な仕事をこなすためにも《心のゆとり》の確保は必定です。これが初めの一歩なのであり、陽と陰の調和なのです。

後は良質な睡眠があれば良いですね。

※新着時期を過ぎると左サイドバー《養生のお話》に収められています。    

人それぞれには大事な品がある。

頑張って手に入れた物、愛しい人からもらった物などは、思い出も深く、慈しみながら扱う様子が見えてくるようだ。 しかし身近にもっと大事な宝物がありはしないだろうか。自分のからだという宝物である。 この唯一無二の存在を大事にしない人が殊の外多いのには驚く。 大事な品同様に慈しみをもって接することをしない。 親がいて、その親がいて、そのまた親がいて、という連綿とした命の継続性の中で、今ここに存在するという実感がないのだろうか。 考えればもの凄いことで、感謝せずにはおれないのに。 からだは頭の従属物ではなく、車で言えば両輪にあたる。

頭だけが暴走し、からだがついて来られなくなった人を毎日見る。

手の震えが止まらない人、吐き気が止まらない人、呼吸が苦しくなる人……枚挙にいとまがない。

鍼灸の世界観では、血がからだを栄養し、かつ心も栄養すると考える。

からだの状態が回復するとともに心の安定を取り戻す人も少なくない。

毎日のからだの状態に素直に耳を傾けよう。

そういう《ゆとり》こそが養生の要なのである。

 ある患者さんとの会話で、「今、水泳を勉強している」という言葉が出ました。属にいうストレートネックの患者さんで、その症状改善のために、水泳を勉強しているそうです。

 勉強・・・・・違和感を感じました。運動の類を一所懸命勉強したら、心が焦って、悪化しかねません。

 本来運動は楽しむもの、××のためより、気持ちよいから継続し、面白いから、我を忘れ、気がついたら上手くなっていた・・・という感じが自然な姿のように思います。

 運動に焦燥感や義務感が生じるなら逆効果。

 面白く、楽しく、気持ちよ〜い感じが不可欠。

 この感じを忘れないで欲しい。

 体内サイン

頭は言語の世界であり、情報の世界である。

常に自分は今も昔も同じと思いたがる癖がある。

一方、体は現実の世界であり、感覚の世界である。

日々変化し、また衰えたりもする。

言葉の世界、情報の世界に日々埋没すると、感覚の世界を疎かにする。

感覚の退化するといっても過言ではない。

典型が都市型住民である。

逆にいえば頭を優先する人が増えれば、社会は都市型になり、情報社会になる。人々の思考で社会が作られるわけだから当然の結末であろう。そして益々自然から離れ、感覚の鈍化を招く。

体の内から発する小さなサインは、自分を頭の世界、言語の世界、つまり「こうすれば−必ずこうなる」の社会から、感覚世界、自然の世界、たとえば「この嵐は過ぎるの待つ」の世界に引き戻してくれる。

鍼灸師はこのサインを見つける仕事なのだ。

嵐のときに、動き回ればどうなるかわかりますよね。 体が発する小さなサインをライフスタイルの指針のひとつに据えることで、大きな災を回避し、頭と体の折り合いをつけていきたいものです。

煙草や酒で感覚を鈍らせないように。

嗜好品は楽しむものですよ(笑)。

物は貯蓄できるが、時間は貯められません。時間は常に消耗するものなのです。
現代のキーワードは『楽・欲・得』です。
なるべく楽をしながら、欲望を満たし、得を求める。

この観点で大量生産、大量消費が成り立つわけです。

回りを見渡すとあらゆる生活道具が散乱していることに気づくでしょう。

そのうちのいくつかは私たちの創造力で代用できるのではないでしょうか。

創造的我々であるにはゆっくりとした時間が必要です。

《楽するではなく、楽しむ時間です。欲望ではなく、良く観る時間です。得するのではなく、世の中を解く時間が必要です》 

漢方で考える生き方の基本は、自然との共生であり、他者との共感であります。ある意味で童心の心を取り戻すことで、時間をゆっくり味わえるのです。

物理的時間は何人にも同様に与えられますが、心の持ちようで何倍にも感じることができます。

心の中に朝を迎えましょう。

※今のこの時間を味わおう、と決めください。 

今年も良書と巡り合うことができました。ミヒャエル・エンデ氏の『モモ』や辻信一氏の『常世の舟を漕ぎて』などです。

良書に出会うと自分の内面と直面せざるを得ない状況に追い込まれます。一時には少しばかり精神バランスを崩したりするものですが、そのうち安定に向かい、患者の内面とも今まで以上に対峙できるようになる気がしてきます。

とかく中医書や古典類などの漢字ワールドに浸っていると、また原稿書きに精を取られ過ぎると、心のゆとりがなくなります。

我々は理をもって病態を分析し、技をもって理を表現します。そして心のゆとりをもって患者を包みます。

不惑を過ぎると腕力で治療することにかげりが見えてきます。理や技とともに心の成長が是非に必要になるのではないでしょうか。

心の栄養に気を使いながら日々の臨床を大事にしていきたいものです。

養生は何も体のことだけではないのです 

それには良い本と出合いたいですね。  (医道の日本年頭所感より)

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