2202/9
人は言いようのない不安感、
頭から離れない不安感に襲われることがあります。
そこから不眠、多汗、動悸などが始まることも。
鍼灸では概ね心の病証で捉えることが多く。養血安神作用(精神を安定させる)のあるツボを多用します。
養血(血を増す)しながら、理気(気を巡らす)をすることが多くなります。
これは日常生活に喩えると『思考を停止しながら体の循環を良くすること』に似ています。
不安はいわば思考の漏電現象なのです。
それを止めて無駄使いを減らす感じです。
その間に体内の気血を増し、循環させるわけです。
これはヨガでも太極拳でも同じことです。
何も考えずに、ひたすらその動きに体を埋没させてゆきます。
それが出来なければただの体操になります。
私は草むしりに励みますが(一石二鳥???)

※一定期間を過ぎると『養生のお話』に収められています。