③気滞血瘀
気の流れ、血の流れに問題が生じ経絡が詰まり、詰まりより先の経絡に気血が行き届かなくなる事で知覚異常を起こします。
「気行則血行、気滞則血滞」(気行けば則ち血行く、気滞れば即ち血滞る)という様に、気と血の運行は連動しており、どちらがが滞ればもう片方もその影響を受ける為、気滞と血瘀は同時に起こることがよくあります。
気滞か血瘀、どちらに偏るかで症状の重さが軽重します。
気滞の割合が多い時は感情の動きによって発生することが多く、知覚異常は重かったり軽かったり増減し、痛みは少しある程度。
血瘀の場合は外傷によって起こることが多く、また、長患いによっても起こります。
痛みは強く出ることが多く、知覚異常は気滞のように増減せずに一定です。
また、皮膚が黒ずんだりしてゆきます。
④湿熱阻滞
水分代謝の低下により経絡中の水分が鬱滞し、熱を帯びたもの。
気滞血瘀と同じように滞った先に気血が流れなくなる事で知覚異常を起こします。
知覚異常の他に灼熱感を表し、患部を温めると症状が悪化する傾向にあります。
スタッフ伊澤