膝の腫痛
文字通り、膝が腫れあがり痛みを生じることです。
ここでは、どんな状況でそのような痛みが出るのかを見てゆきます。
①気血両虚
膝の気血が不足し、そこに外邪が重なることで起こります。
発生するタイミングとしては病後などの気血が著しく減少したタイミングに多く、ゆっくりした進行で重怠さと痛みを展開してゆきます。
気血は栄養を持ちますから、筋肉の豊満さが減少して見える事はありますが、痛みの程度は軽度であることが多いです。
②肝腎虚損
こちらも気血が不足する事で発生する物ですが、痛みの程度は重く、病気の期間は長くなる傾向にあります。
というのも、「気血両虚」は病後などに一過性のエネルギー不足の時に起こるものなのに対し
「肝腎虚損」は高齢化や虚弱な体質などによって起こる事が多く、筋肉が痩せこけて皮と骨しかないのではという程の時に起こります。
当然、歩く事も困難になってゆきます。