先日、寝違えの患者さんが来院される。
「寝違え」・これは中国では「落枕(らくちん)」と表記されている。
寝ている時に枕から頭がズレ落ちる様を表現している。
身体にとって過剰な負担が加わり、首がまわらなくなるのである。
東洋医学的な分類としては、「①風湿タイプ」・「②風熱+痰タイプ」・「③捻挫タイプ」・「④寝違えタイプ」が存在する。特徴・症状の詳細については大久保先生の記事を参照にしていただきたい。
今回ご来院された方は発症から時間がある程度経過しており、炎症の所見はみられず。
寝違えタイプに加えて風湿が作用したものと思われる。
寝違いタイプ?風湿タイプ?患者さんは自分がどれに該当するかわからないであろう。
詳細な鑑別・または結果に対する治療は私たち治療者に施術を任せていただきたい。
治療院に来るまでの間つらくてどうしようもないときはまずこのツボを試してほしい。
その名も「落枕(らくちん)」である。
名前そのまま。寝違いに効果があるとされるツボである。
場所:手の甲側・中指と人差し指の間のつけ根
今回お見えになった患者さんにも顕著な反応(圧痛)がみられた。
その他、頚部処置と風湿に対する治療で初診を終了。2回目の治療で9割方の回復がみられたため様子を見ていただくことに。
来院までの間、ぜひとも試していただきたい。指で押す、千年灸をする等でも痛みの軽減が図れると思います。
治療を行うことで比較的早期に改善しやすい症状ですので、お困りの方はぜひ当院まで。
スタッフ 杉本