2020/6
昔、「24時間戦えますか、ビジネスマンビジネスマーン」というCMが流れていました。
時代はまさにそれに近づきつつあります。
交通機関の発達で、うちの患者さんの例ではニューヨークに0泊2日の方がいました
インターネットの発達で四六時中仕事環境が整っています。
加えてグローバル経済なら昼夜逆転で仕事をする方も多数おられます。
このCMの流れていた時代は、まだこのようなスタイルではなかったと記憶します。
スタミナドリンクを飲んでこうありたいねー、という感じでしたね(ありたくないでしょうけど)
今はどの分野も飽和状態に近くにあり、量をこなさないとサバイバルゲームに勝ち残れないの実情です。まさに論語の【知者は水を楽しむ】を地で行かなければならない時代になっています。
知恵を使い、場所を変え、人を変えながら淡々と量をこなしていく感じでしょう。
ここまで社会が忙しくなると義務感だけでは体と心が持たないように思います。それには2つの能力が必要だと思っています。
※ひとつは楽しみを見つける能力。
小さいことを面白がる力や要点を集約しながらステップアップさせたり、横に広げたりする能力が必要です。追い込みをかけるようで恐縮ですが、好きなことをしていれば成功する時代ではありません。好きにならなければ失敗する時代だと感じています。
※打たれ強くなる
上司や相手先から出た否定が人格の全否定のように感じしまうと心が持ちません。むしろ否定されることの方が確実に多く、否定が当たり前くらいのつもりでいないとボロボロになります。
僕もある雑誌に書いたものが覆面座談会なるコーナーでコケ降ろされたことがあります。
初めて活字になった批判だったのでショックがこのほか大きかったのを覚えています。
今はAmazonもありますからそれが普通くらいに思っていますが・・・
そんな社会環境の中で養生の有り様も変化するでしょう。生活に染み入るような、それでいて、ながらではなくそれに集中するようなスタイルが現状ではベストだと考えます。
私の場合は1分間ほど眼をつむり、自分の内臓に《元気かー?》と声をかけることと朝合掌しながらご先祖様に線香を立てます。
養生という言葉には似つかわしくないとお思いかもしれませんが、膨大な仕事をこなすためにも《心のゆとり》の確保は必定です。これが初めの一歩なのであり、陽と陰の調和なのです。
後は良質な睡眠があれば良いですね。
※新着時期を過ぎると左サイドバー《養生のお話》に収められています。