心の時計をもって生きよう

 物は貯蓄できるが、時間は貯められません。時間は常に消耗するものなのです。
 現代のキーワードは『楽・欲・得』です。
 なるべく楽をしながら、欲望を満たし、得を求める。この観点で大量生産、大量消費が成り立つわけです。回りを見渡すとあらゆる生活道具を散乱していることに気づくでしょう。そのうちのいくつかは私たちの創造力で代用できるのではないでしょうか。創造的我々であるにはゆっくりとした時間が必要です。楽するではなく、楽しむ時間です。欲望ではなく、良く観る時間です。得するのではなく、世の中を解く時間が必要です。

 漢方で考える生き方の基本は、自然との共生であり、他者との共感であります。
 ある意味で童心の心を取り戻すことで、時間をゆっくり味わえるのです。物理的時間は何人にも同様に与えられますが、心の持ちようで何倍にも感じることができます。心の中に朝を迎えましょう。