2020/5
腰痛に限ったことではありませんが、筋肉系の疼痛疾患には病位があります。
病位は表面からみてどのあたりの深さのところに病の原因があるかということ。
たとえば冷たい風にあたり急な腰痛が出てきたでとします。
これは病位が皮膚表面に近くにあると考えます。治療のコツは患部の鍼は浅く留めます。
逆に骨の変形が原因の腰痛。病位は深いと考えますので、患部の鍼はかなり深くまで入れます。
この考えは専門家も知っているようで意外と知らないことが多いようです。
僕は鍼灸学校では必ず教えているのですけれど・・・・
鍼は考え方(流儀)により深浅が様々ですが、的確な刺激量、方向とともに病位に深度を合わせることがとても重要なのです。
