かた

「今年のオリンピックで印象に残っているのは?」と聞かれたら「競技が終わった直後の選手が

マスクを着けて苦しそうにインタビューしている所です。」と答えたくてしょうがない研修生の

大久保です。私もスタジオレッスンでマスクを着けながら45分間動きますが地獄です(笑)

 

さて、そんなスポーツ好きの私が楽しみにしていたオリンピックもあっという間に終わり、

今度はパラリンピックの日本勢に期待したい所ですが、今回はそんなオリンピック競技の

空手の形(かた)が放送されていた時に思った事を書こうと思います。

 

私としては同じ読みでも『形』ではなく『型』のほうがしっくり来るんだよなぁ。と思うのは

置いておいて(笑)この『形』は従来の空手の組手とは違い、一人で仮想の敵を相手に攻撃と防御を

繰り広げる演舞というもので競います。この演舞の内容や組み合わせは世界空手連盟が指定する

102種類の中から選んで試合をするようなのですが、奇しくも女子決勝は同じ形になりました。

 

しかし、同じ形と言えど、演舞する選手の間の取り方、緩急の付け方、呼吸の仕方で全く印象が

変わり、素人の私から見ればどちらも素晴らしい演舞でしたが、見る人が見れば勝敗が決まります。

私はこの演舞の解説を聞いた時に「鍼灸の世界も同じだなぁ」と感じました。

 

中医学でもその方の現在の状態を300種類近くある証から見定めるのですが、それさえできれば

各症状に処方するツボは大体どの中医書を読んでも同じような選択になります。(正しい症状の

判別ができるようになるまでが大変ですが汗)これがいわゆる『型』です。

 

けれども、いくら多くの書籍に書いてある正解であろうツボに鍼を刺しても一向に治らない場合が

あります。それは、深さや角度、呼吸のタイミングなどを考えず、ただ『型』のままに治療を

しているからだと思います。

 

『型破り』な理論もいつかは考えたいものですが、まずは『型』をしっかりと自分のものにして

日々の治療に挑みたいと思います。それができなければ『形無し』な独りよがりの治療家でしか

ありません。

 

 

研修生 大久保昌哉

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