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最近ニュースで耳にする「人流」という言葉に変な違和感を覚える研修生の大久保です。

色々調べたのですが、辞書には載っていない言葉みたいですね。ただ、広辞苑の広告に

「ことばは、自由だ」というフレーズがあったので、良しとしました(笑)

さて、今回はそんな調べものからの寄り道で得したお話です。

毎週月曜日は休日にしているのですが月に一回、埼玉まで出張治療が入ります。私の住んで

いる所から往復で三時間ほどなのですが、いつも休日はダラダラしているので、ここぞと

ばかりに読めないでいる本や調べたい事をメモしながら電車に乗っています。

今日もそんないつもの流れで調べものをしながら埼玉まで向かっていると、某製薬会社の

漢方名を前面に出した生活習慣病改善薬の広告が目に留まりました。

「へー。どんな性質でどんな効果があるんだろう。」と、軽い気持ちで漢方名を検索すると、

古くは金(王朝)時代(日本では源平合戦の少し前頃)に劉完素(りゅうかんそ)別名

劉河間(りゅうかかん)という中医師によって生み出されたもののようです。

「そんな昔からっ!?」

こうなったら劉先生を調べるしかありませんね!

先生は15歳位の時に治療に充てるお金が無い為にお母様を亡くされたそうで、そこから医学の

道に進みます。そして20代の頃に、ある朝廷の王様が原因不明の発熱で色々な治療を

しても治らなかった病を、周りの王様お抱え医師に嘲笑されながら治療した所、立ち所に治った

そうです。

ここからが面白い所なのですが、劉先生は王様に何度も「お抱え医師(大医)にならないか」と

言われたようなのですが、何冊かの医書だけを貰い、要請を断ったそうです。

飛び級エリートコースなのに、歴史に残る人は生真面目でカッコいいですね!

もうここまで来たら寄り道は止まりません。この辺りの時代には劉先生の他に三人の

偉大な中医師がいて『金元四大家』と呼ばれていたようで、一人ひとり調べると戦国時代の

曲直瀬道三先生に行きついたり、『素問』『霊枢』と『傷寒論』『千金方』の関係性がスッキリ

したり・・・

書物の名前を言われてもチンプンカンプンですよね。私もそうでした(笑)

勉強会で時々古い中医書の和訳をするのですが「そもそも本のタイトルが分かりません!」でした。

ただ今回、そんなワケの分からない無数の点がひょんな事で線となった事で、「情報が沢山ある今でも

最短距離では無く、時々寄り道しながら効率悪く歩いていても面白いな」と思える瞬間でした。

研修生 大久保昌哉

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