〒242-0021 神奈川県大和市中央3-8-26 杉中央ビル1階

営業時間
9:30~18:30
定休日
水曜日・金曜日・日曜日・祝日

2018/1

不妊治療でBBTを付けたことがある方はほとんどだと思います。

毎朝目覚めてから体温を測ることはとても大変なことだと思います。毎日測っている方には頭が下がります

低温期は概ね14日前後で、その後排卵へ移っていくのですが、低温期が長い方もいらっしゃいます。

東洋医学では低温期が長い方は、血が子宮への流入が遅いもしくは少ないと捉えます。

そして生理日数との相関しているように思います。

東洋医学では低温期に子宮に血を貯めていき、内膜の基礎を作ると考えます。

家を作る時に基礎をしっかり作るようなイメージです。

血の貯まりが悪いと内膜が不安定で高温期に内膜が厚くなりにくくなります。

その結果、生理日数の短さに繋がります。

もちろん、上述した低温期と生理日数の関係だけではないのですが、割に多い例として挙げさせて頂きました。

2018/1

 子宮内膜が中々厚くならない方がいる。 LHやPRTはそこそこある、或いはかなりホルモン剤を投与しているが、子宮が反応してくれない感じの人を指している。 このような状態を一般に感受性が悪いという言い方をする。 

これには原因として、ひとつに子宮、大きくとって骨盤内の血流不足や抗酸化能力の低下などが挙げられるだろう。 

血流や抗酸化力低下なら鍼灸でいかようにでもなる。 

掻爬歴も感受性の悪さの要因になることもある。 絨毛組織などを残さないように、かなり深くえぐると、その部位のみ厚くならなかったり、硬化しやすくなり、刺激ホルモンに反応しにくい組織が出来上がる。

ただ、これだと掻爬後に熱が出たりしないのでミリットもある。しかし妊娠の観点からならマイナスはかなり大きい。 最近は掻爬を吸引に変える病院も増えてきているという。 今後、妊娠を考えるなら、この視点も頭の隅に置いて欲しい。

2018/1 

◇症例◇

不妊症の患者さんでしたが、 とてもレアな弁証となりました。 

固摂失調による不妊症でした。 

とても珍しく昨年はこのタイプの方はおりませんでした。 

見た目では肝気鬱に見えます。

確かにその徴候とありまっす。

FSHから推定できるE2も低いと予想されますので、軽度の腎精不足もおありでしょう。

ただ問題なのは全体として腎気が弱さが直に子宮の活動力の弱さに繋がり、その中でも封蔵が弱いという流れなのです。 

患者さんにもちょっと運動してもらうことも加味すれば半年くらいでいけるでしょう。

お灸を多用しなければならないケースです。

※ お正月は、とある国の少数民族の幼稚園に寄りました。

背中にあん摩とかエアー鍼(刺さない鍼)をやっていたらちょっとした人気者になりました。 

可愛いですね。

2017/10

不妊症の患者さん多く見ていますとある共通項があります。

別にBBTや月経に関わる症状ではないのですが・・・ね。

8割強の方々が《身体が固い》。

とくに大腿内側、つまり内ももが固い。

だから・・・

開脚が苦手。

座った状態での開脚+前屈はとくに苦手、見る影もない。

額が地面に着くなど、秀吉ではないが夢のまた夢。

知人の中にも不妊で悩む子は少なくありません。

この辺を改善しただけで妊娠した子もいます。

やって損になることはないので試してみてください。

2013/9

最近第2子不妊の方が増えている。

古典的(昔の文献)には、腎精不足が関与していると言われるが、現在は状況が変わってきたいるようだ。

婦人科を考える際、経・帯・胎・産が大事である。

は月経の状態。

は帯下とくに頸管粘液。

は妊娠中。

は出産や産後。

〇第1子不妊は月・帯について考察する。大なり小なり血が絡んでいることが多い。

〇第2子不妊はこれに加え、胎・産を考えなければならない。

第2子不妊になりやすいケースを挙げる。

※妊娠中:流産しかかった方、早産の方、妊娠鬱を経験した方

※出産:難産の方(現在、難産の方は途中で帝王切開に切り替えるので昔より少ない)

※産後::産後鬱の方、母乳の出の悪い方、授乳期が長い方、職場復帰が早い方

概ね虚証(気・血・精が足りない)の方に多いのが特徴です。

お疲れ様です。

今回は生理日数と経血量について書いていきます。

簡単に生理の概要を書きますと一般的に生理周期としては28日±3日、生理日数としては5〜7日が理想的と言われています。

実際に生理日数の短縮や経血量の減少はどのような症候がでるか具体的な例として出してみます。

・生理日数が3日以内や以前より日数が短くなった

・低温層の延長もしくは生理周期の延長

・不妊治療でいえば内膜の薄い(10mm超えない) など

ではどんなことが原因で日数の短縮、経血量の減少に繋がるのか中医書や臨床を合わせて紹介していきます。

・睡眠時間が短くなった、もしくは眠りが浅くなった

・食事の量や質が落ちた、消化、吸収のレベルが落ちた

・過度の心労や過労が長期間続いている

このようなことで日数の短縮や経血量の減少を招きます。

また上記のことが起こっても今週期より次周期以降から症候として現れやすいと感じます。

女性はおおよそ1カ月に一度生理が来ます。ご自身の体調管理の目安として参考にしてみてください。

ときおり診る内膜増殖症。

子宮内膜が過度に増殖してしまう。

年に何回も掻把する患者さんもいる。

単純性のものはまだしも異型細胞があるものもある。

とくに更年期のそれは前癌症状の可能性が高い。

臨床例が10数例しかなく、早計な物言いはできないが、

血オの熱型が多いように思う。

陰虚による虚熱と血オの混合型や血熱血オなどが多かった。

この病理の特有の基本形はまだ掌握できていないが、少しずつ理解できるようになる。

婦人科疾患が劇的に変化(悪化)する際は、大概に疏泄失調が絡む。

肝気鬱による疏泄失調ではあるが、精神的重圧や我慢などだけではなく、

虚労的な要素から肝気虚、肝血虚による疏泄失調も少なくない。

  ▼※☆〇◆☆◆▼

婦人科を丁寧に追うとその方の日常が見えてくる。

胞宮(子宮)に優しい日常を望みたいが、

現代はそれを許してくれる環境にない。

偏見ではなく、男性以上に、体を犠牲にして社会に伍するように女性の体はできてはいない。

現実の社会に則して生きるなら、相当の知恵と工夫が必要だろう。

☆ゆっくり前を向きましょう☆

おはようございます。金澤です。

◇症例◇

先日嬉しいご報告を頂きました。

不妊治療でいらしている患者さんに妊娠反応がでました

今まで体外受精を3回トライして4回目たどり着けました。

この方は子宮内膜が薄く伝統医学では胞宮内の補気補血を中心に治療を行ってきました。

胎嚢も確認できましたが安定期まではしっかり気を補うこと中心に治療していきたいと思います

生理の際に出血量を増やすコツについて、何件かの問い合わせがありましたので再度簡明に説明します。

◎意義…次回の妊娠の可能性を高める為「余分なものはすべて出す」を目的とする。

通常子宮内膜は受精卵の受け皿になりますね。排卵前後の10ミリを超える厚さまで増殖します。この内膜はいわば妊娠のためのもの。

妊娠しない場合は余剰のものとなります。

これが剥がれ落ちたものが月経時の血です。

子宮の推動作用(押し出す力)が弱いと、血が出きらないことがあると中医学では考えます。

これが気虚血オといい、不妊症で多い病理のひとつになります。 

○ポイント…鼠径部〜ももの内側を伸ばす。

●方法

①四股の形を取る(お相撲さんが仕切りの時に取る姿勢)
1〜2分腰を落とした状態を維持する。

②次にどちらかの脚を外側に伸ばし、半四股状態にします。

③外側に伸ばした脚に向かい、ゆっくりと自身の上半身を近づけてゆく。

うちももの付け根が痛い程伸びてくることが確認できたら、上手に出来ていまる証拠になる。
10〜20秒その姿勢を維持する。

④左右行う。

※再度繰り返しますが、子宮から血を排出する力は、子宮の気の押し出す力(推動力)によります。この気が足りないか滞ると、血を外に押し出せなくなり、出血量が減るわけです。
四股レッチ(勝手にそう呼んでいます)はこの子宮の気に働きかけてくれます。

おわかりいただけましたでしょうか?

2016/4

◇症例◇

半年強ぶりの患者さん。

妊娠24週目に入ったそうだ。

心配してたから『知らせてね』と、言いたいところだが・・・

まぁ、良かったです。

今日も別の方ですが、移植日から逆算したHCG値からみて、明らかに妊娠反応が出ている。良かった。

ただ、それより猫が嘔吐して、それが気になっている様子。

この方食事も喉を通らないようだ。

猫もすでに回復傾向、部屋中動き回っている様子。

はい、自分の体に留意するよう、心を切り替えましょうね。

2016/3

◇症例◇

昨日に妊娠反応が出た患者さんは44歳。不育症レベルが高く、4回目の妊娠反応です。胎嚢確認はありましたが、HCGが少し低め。ここからは陽気を増やしながら、活血するという方法に切り替えます。難しい治療になりますが、やるだけやります。

ただし、このご婦人、4回のうち3回は体外受精ではなく、自然妊娠。ご結婚が40歳だったので、年齢を加味してでしょうか最初不妊外来に通院しておられます。

自然のほうが妊娠しやすいともいえるケースにも見えるのですが・・・ここは口を出すところではありませんので・・・・。

このようなケースは過去に何度もありました。理由がよくわかりませんが、体外受精を繰り返す患者さんのうち、不育症を併せ持つ方に、自然妊娠をする方が多いように思います。

私たちが未だ知らない自然の摂理の法則のようなものでもあるのでしょうか?

あるいは年齢因子以外に体外の必要がないのか?

わかりません。

毎日わからないことに遭遇している気がします。

治療とは深いものです。

自然とはわからないものです。

2015/11

◇症例◇

今日の妊娠判定日の患者さんはちょっと微妙な数字

HCG44・・・・微妙だ。

全身および子宮の状態もまぁまぁで、血オも大分改善されていたので期待したが・・・

早急に気を子宮に持ってゆき、

腎気を強化する。

大胆、細心に行う。

ここでは神門の使い方がポイントになる。

後は深呼吸を数十回行い、神様とコウノトリにお願いする。

※何とか出産までこぎつけました。良かったわぁー。

このケースは滅多にありません。

以前にも生理中に体温が上げるケースの中医学的解釈をしたことがありますが、数年に一度程度で会います。思いのほか多いのかもし

れませんね。生理終了後体温が上昇する方は実際に多いです。

ホルモンの乱れといってしまえばそうなのですが・・・

生理2日目から数日体温が上がります。

まるで生理中に排卵しているように見えます。

そうならば一方で黄体ホルモンが生成され、その一方で黄体ホルモンが萎縮し子宮内膜が剥がれる・・・

考えられないこともないですが、通常はなかなか見られません。

伝統医学的には肝をベースに考えれば解釈は成り立ちます。

それに、このケースでは痰熱をどう解釈するかです。

年々難しい方が増えます(笑)

頑張ります。

幸い先週から今週にかけてお二人妊娠して下さいました。

ありがたい話しです。

◇症例◇

患者は39歳。

10年以上見ているが、そのほとんどが虚労(疲労症候群)の治療。

体力、消化力が著しくない上に、ダブルワークで夜中も仕事。

ベッドに入ると問診前に寝る。

いつも脾腎を補うことから治療する。

その甲斐があった否かはわからないが、

結婚後すぐにご懐妊。

現在16週に入る。

おめでとう。

2015/6

毎年のことだが、春から梅雨前までは妊娠する方が多い。

自然妊娠なら平均化するのだろうから、不妊治療も季節を問わずトライする。

凍結卵さえあれば、移植を年に5,6回トライする人もいる。

鍼灸治療の場合、オン・オフを意識してもらう。

タイミング、人工ならともかく、体外なら体を作るときしっかりと作り、良い状態でトライしてもらうと妊娠確率が上りやすい。

体をつくるときは子宮の陰陽を調和する。

具体的にはその人の子宮の寒熱虚実の偏りを平らにする。

腎の封蔵や気化、脾の固摂と運化、腎陰・腎陽の充実、肝血と疏泄。

それに最大の関門、子宮自体の血。

しっかりと月経の状態やBBTを見ながら作ってゆく。

そのトライの時期が、陽気が亢じやすく、陰気もそれなりにある春季ということなのだろう。

2015/6  臨床例

一昨日判定日の患者さん。

内膜は初めて11ミリ越えまで来る。

ただ受精卵のグレードは低い。

一応妊娠反応は出た。

最低の数値だが・・・・・

望みは捨てない。

通常、このようなとおき陽気を押し上げるような治療をする。

今回は化痰と活血に主眼を置く。

現状で40代が主体の当院では行気活血あるいは化痰が必要なときも少なくない。

むしろ補腎のウェートは低いだろう。

今週はこういうケースが多く見られた。

何とか一緒に頑張ろう

僕より先に諦めないでくださいね。

2014/12

この症例は、タイトルにあるように当院で三回目の妊娠確認です。

初診時から2年近く経ちました。

それまでの数年間は婦人外来に通うも妊娠歴はありません。

昨年の始め、今年の初め、そして今回と繋がります。

不育症を疑い、杉先生のところにも行って頂きましたが、不育症の兆候は見られないというご判断。

今回、心拍確認ができ、産科を探しておくようにという指示を取り付けたところまで来ました。

鍼灸治療的には、以前の2回と違うところは、化痰を加えた点にあります。専門家でも私の言っていることが理解できないと思いますが・・・・。

妊娠反応の後の治療で、補腎のほか、活血を微妙に加えることがあります。今回その活血に代え化痰を加えました。

後は42歳という年齢からくる腎精不足との兼ね合いです。

治療の機会を下さり、信じて付いてきてもらったことに感謝します。

症例

40代の方の妊娠はそう珍しくもありませんが、

さすが40代後半の方で妊娠までたどり着く方は年間でもそうはいません。

今回の方は今年2回目の体外チャレンジ。

前回同様HCGが低い(32)・・・・

46歳という年齢もあり、なかなか難しい・・・・

その後の2度の鍼灸治療で何とか胎嚢確認までこぎ着けました。

この数字(判定日)からここまで来た(胎嚢確認)のは、ひとえに年齢以上に腎精が強いのだろう、と思います。

鍼灸治療は患者さんの持っているものをいかに引き出すかが勝負。

患者さんに恵まれたことに感謝します。

2014/12

最近の臨床での話し。

病院でリセットしましょう、という話になり、ピルの服用。

飲み終わって翌日に来院。

当然ながら生理は後一両日中に来る。

尺沈部の脈に滑脈が?????

めったにないことである。

尺沈部の滑脈は、下焦の血鬱を表わすことがある。(原文:溺血経鬱或見于妊娠)

妊娠は考えられない。

ならば血が経に鬱して溺れると読めば、子宮に血が集まり過ぎているという解釈が成り立つ。

本来の状態ではない時に、血を子宮に集めるのがホルモン剤(このときはピル)の役目とも言えなくはない。

ホルモン剤には功罪がある。

病理的には血熱か血オを生む下地を作ることもある。

ホルモン剤の良い部分の影響を残し、病理的な部分を排除する鍼灸治療も必要だと再認識させられた脈状であった。

2014/12

◇症例◇

数日前の患者さんは妊娠判定日にHCG32、年齢46歳、

本日の患者さんは判定日にHCG101、年齢42歳。

お二人とも伝統医学から見れば腎精が不足ぎみ。

 腎を補いながら、少しだけ活血を促す。

この微妙な配合比が難しい。

本当に難しい。

 後は天に任せるだけ。

 赤ちゃん頑張って

お問合せ・ご相談

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
046-260-0638

受付時間:9:30~18:30
休診日:水曜日・金曜日・日曜日・祝日

不妊症や生理痛、陰部神経痛、腰痛、坐骨神経痛などでお悩みの方は神奈川県大和市のさくら堂治療へ。ぎっくり腰、椎間板ヘルニア、五十肩、膝痛、寝違えなど、急性期の治療も対応します。

診療日※(予約優先)                              

 
10:00~12:00 受付
15:00~18:30 受付

休     

 

※このホームページは鍼灸治療のほか医学、歴史、地域、時事、感情の動き、院内の出来事などを読み物風として仕上げております。雑誌を読む感覚でお使いくだされば楽しいかと存じます ~スタッフ一同より~

ご相談はこちらから

お電話でのお問合せ・相談予約

046-260-0638

<受付時間>
9:30~18:30
※水曜日・金曜日・日曜日・祝日は除く

鍼灸さくら堂治療院

住所

〒242-0021
神奈川県大和市中央3-8-26
杉中央ビル1階

アクセス

相鉄線・小田急線大和駅相鉄口下車、徒歩6分。
駐車場駐車場完備。
瀬谷、三ツ境、相模大野、さがみ野、鶴間、南林間、桜ヶ丘、高座渋谷からもお近くです。

営業時間

9:30~18:30

定休日

水曜日・金曜日・日曜日・祝日

友だち追加

新着記事一覧

(03/21)
(03/16)
(03/11)
(02/29)
(01/25)
(01/16)
(12/23)
(12/11)
(11/11)
(11/04)
(10/28)