2016/3
◇症例◇
昨日に妊娠反応が出た患者さんは44歳。不育症レベルが高く、4回目の妊娠反応です。胎嚢確認はありましたが、HCGが少し低め。ここからは陽気を増やしながら、活血するという方法に切り替えます。難しい治療になりますが、やるだけやります。
ただし、このご婦人、4回のうち3回は体外受精ではなく、自然妊娠。ご結婚が40歳だったので、年齢を加味してでしょうか最初不妊外来に通院しておられます。
自然のほうが妊娠しやすいともいえるケースにも見えるのですが・・・ここは口を出すところではありませんので・・・・。
このようなケースは過去に何度もありました。理由がよくわかりませんが、体外受精を繰り返す患者さんのうち、不育症を併せ持つ方に、自然妊娠をする方が多いように思います。
私たちが未だ知らない自然の摂理の法則のようなものでもあるのでしょうか?
あるいは年齢因子以外に体外の必要がないのか?
わかりません。
毎日わからないことに遭遇している気がします。
治療とは深いものです。
自然とはわからないものです。
