2015/6
毎年のことだが、春から梅雨前までは妊娠する方が多い。
自然妊娠なら平均化するのだろうから、不妊治療も季節を問わずトライする。
凍結卵さえあれば、移植を年に5,6回トライする人もいる。
鍼灸治療の場合、オン・オフを意識してもらう。
タイミング、人工ならともかく、体外なら体を作るときしっかりと作り、良い状態でトライしてもらうと妊娠確率が上りやすい。
体をつくるときは子宮の陰陽を調和する。
具体的にはその人の子宮の寒熱虚実の偏りを平らにする。
腎の封蔵や気化、脾の固摂と運化、腎陰・腎陽の充実、肝血と疏泄。
それに最大の関門、子宮自体の血。
しっかりと月経の状態やBBTを見ながら作ってゆく。
そのトライの時期が、陽気が亢じやすく、陰気もそれなりにある春季ということなのだろう。
