生理の際に出血量を増やすコツについて、何件かの問い合わせがありましたので再度簡明に説明します。
◎意義…次回の妊娠の可能性を高める為「余分なものはすべて出す」を目的とする。
通常子宮内膜は受精卵の受け皿になりますね。排卵前後の10ミリを超える厚さまで増殖します。この内膜はいわば妊娠のためのもの。
妊娠しない場合は余剰のものとなります。
これが剥がれ落ちたものが月経時の血です。
子宮の推動作用(押し出す力)が弱いと、血が出きらないことがあると中医学では考えます。
これが気虚血オといい、不妊症で多い病理のひとつになります。
○ポイント…鼠径部〜ももの内側を伸ばす。
●方法
①四股の形を取る(お相撲さんが仕切りの時に取る姿勢)
1〜2分腰を落とした状態を維持する。
②次にどちらかの脚を外側に伸ばし、半四股状態にします。
③外側に伸ばした脚に向かい、ゆっくりと自身の上半身を近づけてゆく。
うちももの付け根が痛い程伸びてくることが確認できたら、上手に出来ていまる証拠になる。
10〜20秒その姿勢を維持する。
④左右行う。
※再度繰り返しますが、子宮から血を排出する力は、子宮の気の押し出す力(推動力)によります。この気が足りないか滞ると、血を外に押し出せなくなり、出血量が減るわけです。
四股レッチ(勝手にそう呼んでいます)はこの子宮の気に働きかけてくれます。
おわかりいただけましたでしょうか?