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2012/5

心音確認前後ぐらいに妊娠初期の免疫反応、俗にいうつわりを現す人が続いた。

この時期の治療はことのほか慎重を期す。

まだまだ安定妊娠とはいい難いので、刺激量、ツボの選択では常に胎児に影響はないかを考えながら進めることになる。

概ね子宮の高温が続き、また胎児を成長させるためにかなり大量の気が子宮に流れ込む。

いわば子宮のタービンが高速回転状態になっている感じ。

そこで周囲に余剰の熱を放出する。

その熱が子宮から陽明胃経に入ると、胃の不快感と吐き気、ちょうど下から気持ち悪さが上がってくる感じになる。

イメージとして、胃経の熱をさばきながら、衝任脈にスペースを作り、そこに熱を還流させる感じになる。

日常では適度の運動が必要になる。

※新着時期を過ぎるても左サイドバー《臨床のお話》に収められています。

20012/04

このところ陰部神経痛のお問い合わせが多くなりました。

診断:陰部神経痛は症状からの診断は容易ではありません。

一般に内診しなければを確定診断は適いません。直腸内指診で陰部神経に触れた際に圧痛があり、それが患者さんの日常の圧痛と同部位であれば陰部神経痛と認めます。

症状:痔核、裂肛、痔瘻、直腸癌などは肛門周辺の疼痛となるのに対して、陰部神経痛はもう少しの奥の痛みになります。痛みの性質は鈍痛〜激痛といったところです。

また、会陰部や骨盤内面の痛む方も少なくありません。

排便障害のある方もいます。陰部神経痛の場合の排便障害は、直腸性排便障害です。便が直腸まで来ているのに、出にくい、残便感があるなどの症状をあらわします。

直腸性排便障害のある方は、結腸が便を押し出そうと痙攣することもあります(結腸運動障害)。

肛門深部から上に向かって突き上げる痛み(消散性肛門痛)のある方もおられます(当院では今年2例の方が該当)。

また主体的症状ではありませんが、肛門括約筋の静止圧及び随意圧が低下し、便失禁する方もおられるようです。

《考察》陰部神経痛の原因は、出産やオペによる直接の陰部神経の損傷のケースもありますが、大半は原因不明です。前者の損傷ケースでは現時点では鍼灸の有効率はそう高くはありません。それ以外のケースではかなり高い有効率を示します。

この患者さんは、脾胃の湿熱が経絡を侵したタイプの神経痛です。

脾胃に溜まった湿熱はズバリ酒です。かなりの量です。

体のことを考え、日本酒からワインにしたという患者さんの説明は、

下戸の私には通じません。

だって現実に神経痛が出ていますからね。

ここ最近の暑さで、いつも脾胃に引っ込んでいる湿熱が、経絡まで浮き上がってきた感じです。

このときは、鍼で尿量を増やす工夫をします。

2回で腰痛、神経痛は取れましたが、また飲んじゃうでしょうね。

目下、鬱々と酒を連動させない生活スタイルを患者さんと模索しています。

(論点)一般に神経痛は腰椎の変性、狭窄、すべりなどから起こります。鍼灸ワールドでは病因を体全体やその人を取り巻く環境(衣食住)まで広げて考えています。そこでお酒を飲みすぎることで余分な湿熱の邪が溜まり、それが経絡に及ぶことで神経痛(痺証)を起こすこともあるわけです。

5年ぶりにお見えになられた患者さんです。

主訴は慢性腰痛。

以前から疲労が溜まると、激痛に変わります。

腰椎の強度の変形に、狭窄症を兼ねています。

膝もレベル4の変形です。

旅行好きの方で、今年もイギリス横断や中国・敦煌に行かれたそうです。

不思議なことに旅行中は腰痛がないそうです。

この手の慢性腰痛は疲労と実際の痛みの間にタイムラグがあります。

この方の場合、以前から7〜10日前後のタイムラグがありました。

つまり、旅行先から帰国した頃からかなり痛み出すわけです。

年齢が高くなるほど、この傾向は強くなります。

若い方はすぐに疲れが出ます。つまり反応が早いのです。

比べて年を増すにつれて、反応が遅くなります。疲れが後で出てくるようになります。

毎日治療しておりますと、不安を先取りする方が少なくありません、。否、かなり多いです。

こうなっらどうししょう?

なってから心配しようよ。
とは言いますが、本当に無力なひと言です。

患者さんによっては『そうですね』とは言ってくれるものの、そうとおりする人は皆無でしょう。

そんなとき星の王子様の話をします。

とある米軍基地の近くの街(ココ大和市)、10代の夢見る少女がいました。

いつも目の前に王子様が来て、求愛されることを待っています。

ただ、ひたすら待っています。

終に王子様は現れませんでした。

この話しをすると大半の人が「有り得ない話しですよね」といってくれます。

では、先の不安先取り心理とどこが違うでしょう。

将来有るかどうかわからないことに、

一方は心配になり、一方は夢想しています。

+−の違いだけで構造は似ています。

そう考えると少し冷静になれるのではないでしょうか?

1、具体的に不安を取るアクションを起こすか。

2、そのことから意識を離すか

3、たとえば、将来もっと美しくひかり、男性が寄ってきたらどうしよう?という感じで、心配を夢に入れ替え笑って見せるか

心の洗濯は個々の自由です。

鍼灸院では、仰向けで鍼を打ち、それからうつぶせで鍼を打つ。この(仰向け)から(うつぶせ)のパーターンが一番多いように思います。

患者さんが痛くて仰向けになれないから横向きの姿勢をとって頂きます。当たり前ですね。

中には、とてもいい人がいます。気を使う人???

『仰向け大丈夫ですか?』と尋ねると、『ハイ、大丈夫ですよ』と答えてくれる。

こちらが治療しやすいように、そうしなきゃと思っているのか?

あるいは『いや』と言えない性質なのか?

我慢しながら、無理に仰向けになっている。

その結果、余分な力が入るため、治療効果が低下する。

いい人ほど治療成績が悪いなんて癪な話ですね

とかく姿勢は大事です。

そのためにも状況を把握が大事ですが、大丈夫、大丈夫と言われると・・・。

ご自身が一番楽な姿勢を取って下さいませ。

お願いします。

概ね近年の日本の夏には2つの特徴を有します。

1、以前より気温の上昇が激しい。

2、以前より集中豪雨が起こる。

この2つの事象から、中医学でいう湿熱の邪が強まってきています。単純にいうと湿気と暑さが一段と増してきたということです。

昨年は暑さが強く、湿<熱でしたが、今年は湿気が優位で湿>熱となっています。

湿<熱の症状の特徴は「上方あるいは上へ上へ、表面へ表面へ」となりやすくなります。頭痛、眩暈、嘔吐、湿疹が主体になります。これが昨年の特徴でした。

今年は前半が熱が強く、昨年同様の特徴がありました。後半は雨も多く、湿の割合が増しています。ジメジメ、ベッタリが主体で気持ち悪さを伴います。湿が邪魔して気の流れが遮断され、気欝を起こす人が極めて多く居られます。つまり湿気が原因でイライラが募る感じです。

発汗力を落とし浮腫みを出す人も少なくありません。

また、こういうときは秋になり急に冷えだすと、湿の残存が発散できずに神経痛を出す方が急増します。

肝の疏泄失調(かんのそせつしっちょう) は中医系の医療家なら、毎日耳にする言葉です。

症状はイライラ、易怒、鬱々…… 眉間の縦ジワなどなど。それだけですか ?いや、まだまだ ありますね。たとえば思い込みは……? そう思い込みね。

「あの人は私を嫌っている」に違いない。って感じの心持ち。

疑う気持ちが大きいね。

思い込みは怒りや焦りの感情の先走りかもね。

ベトナムの田舎でハンモックで寝ててわかったけど、

ハンモックは適当に揺れるから気持ちがいいの。

揺れ過ぎると落ちるだけ。怪我するだけ。

疏泄失調は揺れ過ぎるハンモックのようなもの。

 

疏泄失調を治すには、

怒る題材を探すか、

微笑の題材を探すかの二者択一。

どちらの選択肢も可能。

 

貴方ならどうしますか……?

流感も含め、風邪がはやっています。

本日の午前中も、風邪の治療が2例ありました。

ともに風寒型(冷たい風に当たったことが原因)。

衛気を増しながら、邪気を払うという典型的な治療でした。

寒邪は衛気が弱い以外、衛気が開くときに侵入します。

衛気が開くとき。。。。。?????

何それ。。。。????

衛気が開くとは、具体的に汗をかいている時。。。

つまり、汗をかいた状態で、冷たい風に当たるのが最悪ということです。

自分の脇に手を入れてみて、汗ばんでいるようなら、汗をかいている状態です。

暖房の効いた部屋で、わずかでも汗ばむ状態のまま、外に出るなどはご法度。

ご法度・・・古臭い表現ですね。。。

ほっといて、とにかくちょっとした工夫で回避できることもあるということです。

極めて診断が難しい症例でした。

主訴は急性の右下腹部痛。

針で刺されたような激痛です。

その回りに放散痛があり、上下背中に走ります。

ガスが出ると少しだけ楽になります。

ここまでなら学生でもわかります。

血オ気滞です。

ただ・・・・

脈は虚弱でやや細数。

体をくの字にすると、すこしだけ軽減・・・

押してみても拒按はありません。

通常なら腎虚血オか気虚血オなどの虚実挟雑と考えますが、

。。。。。少し違うような。。。。。

現実に、虚実挟雑型の急性腹痛処理の治療がほとんど無効・・・

師匠が昔。。。

「ひとつの否定は10の肯定より重い」と。。。。

(卵巣か大腸の)陰虚です。

傷陰の顔のひとつは津液が消耗し硬くなること。

そこに何かが通過すると、無理に伸ばされたり、

擦れて一過性の血オ様症状をあらわします。

ひたすら足の裏を揉みます。

10分、20分、痛みが徐々に引いてきました。

「よし」

 

昨日、塾の別のクラスの新年会に出させて頂きました。

ある女性が急性の腹痛。吐けども何も出せん。

状況判断からは湿熱か寒湿か食滞か・・・読めません。

どの可能性もあります。

ここは脈診の登場。。。。

明らかに湿熱の脈、背後に脾気虚ありです。

左滞脈、左内関、患部の接触針、合谷の接触針。

10分で治まりました。

無事、家路に着けたという連絡を頂きました。

居酒屋の方、治療の場所を提供して頂きありがとうございました。

先週は持病の歯が痛みだし、

その間に塾の会報、

鍼灸学校へ、 原稿の直し、 原稿の仕上げ、 背中がバリバリです。

本日、左半身の痛みや張りを自覚する患者さんに出会いました。

首、腕、背中、腰、足の冷え。。。。すべて左側のみです。

他覚的にも左側に凝りが集中し、左足の皮膚温度わずかに低くなっています。

脈も左が弦脈です。

このように症状がどちらかの半身に集まる方って?たまにお見えになります。

まず、滞脈で全身の経絡を緩ませた後、

疏肝します。

8割方は取れたので、

何とかお仕事できると思います。

○まだ自分の背中の張りはとれませんが。。。。・・・・???

お疲れ様です。金澤です。

最近、急性腰痛でいらっしゃる方が多いように思います。

重なった方々の特徴的なのが急激に腰に圧力が加わえて痛めたような、いわゆるぎっくり腰のような受傷機転ではないのです。

長時間座っていて、その日は痛みなく過ごしたが次の日朝起きたら動けなかった、荷物の整理した数日後に激痛に変わって動くのが辛くなったなど

腰に負担をかけたことは事実ではあるのですが、痛みの出現とタイムラグがある急性腰痛が多かったように思います。

このようなケースは痛みの形成する病理を促進させてしまうこと、大きく分けると疲労系か停滞系のきっかけを作ってしまうことで負荷がかからない状態でも激痛になるケースであります。

虫歯をイメージして頂くとわかりやすいかもしれませんね。(ない人はごめんなさい)

初期は無自覚なことが多いですが、進行していくと痛みを伴うような感じです。

わかりにくいですかね?笑

普段は腰痛を自覚していない方が多く、痛みを取り除く治療を数回して腰痛は治まりました。

めでたしめでたし

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