膀胱湿熱
2020/7
膀胱湿熱の病理を考える。
膀胱炎、結石類にはとても重要な病理である。
当院は膀胱炎の方が多数来院するのでこの辺をしっかり考えないといけないと思っている。
ちょっとだけ難しいのであしからず。
外界から、あるいは内的要因で膀胱に湿熱が溜まると膀胱の気が湿熱に阻まれ動かなくなる。
気が動かなくなると熱を生じる(この動かないと熱を生じる、というのは伝統医学の大原則)。
●湿気の多い日(まさに今頃の湿っけた気候)●消化能力の低下(脾虚湿盛)●暴飲暴食(湿困脾胃)
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●体内で湿に変化
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湿は重いので下に向かう
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●膀胱に湿邪が溜まる
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●湿邪に邪魔され膀胱の気が動かなくなる
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気が停滞するので熱邪が膀胱内で発生する。
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そして膀胱に湿邪と熱邪および気が動かないことでの症状があらわれる。
症状は下腹部の張り、急な尿意、排尿痛、尿道の灼熱感などである。
※この伝統医学的病理間のユニークさは、身体を各パーツの連動性および外部環境との相関の重視する点にあるだろう。そして感染症として膀胱炎などもこれらの要素でその症状の軽重が左右されると見ている点は恐ろしいくらいの観察眼である。
※新着時期を過ぎても左サイドバー《頻尿、膀胱炎》に収められています。
コロナ騒動での小さな功
2020/7
すべてのものに功罪がある。
考え方を変えれば益にも不益にもなるということ。
僕はこのコロナ騒ぎでひとつひとつの所作を丁寧にすることを心掛けている。
危険と隣り合わせに故、正しく恐れながら、しっかり手洗い、しっかり掃除という感じで丁寧さを今以上に身に着けていこうと思っている。適当にやったら身を亡ぼすから。
これが僕のコロナ騒ぎという不安の中から得た小さな小さな功の部分でもある。
※新着時期が過ぎると左サイドバー《院長の呟き》に収められています。