
自身が行なっている婦人科の勉強会にゲストをお招きして逆子について私見をお話ししてもらいました。
僕も気づいていない視点、再認識した点があり、大いに啓発されました。
※初産婦と経産婦では逆子の好発週数が微妙に違うこと。
※子宮周囲の空間に対するアライメント評価が十分ではなかったこと。
※自律神経のアンバランスによる子宮体部、頸部(体部と頸部は逆作用する)と伝統医学的の基本病理との繋がりが悪かったこと。
※経産婦の仙腸関節の歪みを疎かにしていたこと
などが挙げられます。
時々に別の視点を導入することの大事さを気付かされました。
□体感の中心軸がかなり上の方にある40代の患者さんの話。
1年以上かけてやっと妊娠に辿り着いたのですが、乳房の発育が週数よりかなり早い点が気になっていました。
辿り着いた結果は、重心点がさらに上方に移っている点に帰着しました。
こういう方は気血が上方で充実して、乳房の発育が早まったり、子宮上方にスペースが出来やすく、逆子になりやすい傾向が出ます。
案の定28週目から逆子と判明されます。
婦人科医からまだまだ大丈夫だよー、と言われていましたが、重心点を調節しないと、逆子が戻りにくいという印象がありましたから、早速施術に取り掛かる予定でした。
ゆっくり歩いて、転ばないでね、と言っていたのですが…(重心点が上にあると転びやすい、転ばれて膝の複雑骨折で緊急入院。
後2週早くわかっていればと申し訳なく、後悔しています。こういう思いはとても嫌なので、もっと研鑽しなければ感じた次第です。