「目がピクピクする」方への治療

腰痛・肩こりだけではなくで、時折変わったお悩みで来院される方がいらっしゃる。

今回は「目がピクピクする」という主訴での問い合わせがあった。

 

このピクピクは全身いたるところに出現し、東洋医学では「筋てき肉じゅん(きんてきにくじゅん)」と呼ぶ。これは主に栄養・潤いの不足により筋肉・血脈が滋養されないことにより出現する。

 

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「目(まぶた)」に焦点を当ててみる。「眼皮跳」というそうで、先の「栄養潤い不足」のほか「脾胃気虚」・「風熱外侵」と分類されている。

このタイプの鑑別ポイントとしては、「眼にどういった症状が出現するか」かと思う。


@栄養・潤い不足タイプ(血虚生風)

眼を過度に使用することなどによって目の潤いはじめ栄養が損なわれたことにより生じる。瞼の栄養・潤いも不足することで目がピクピクする。頻出し、自分の意志で止めることができない。

眼のかすみやドライアイ・時に痒みを伴うことが特徴。

 

A疲労タイプ(脾胃気虚)

瞼の動きは脾胃と密接に関与しているとされている。飲食の不摂生・働きすぎ・考えすぎは脾胃のはたらきを妨げ、瞼の動きをコントロールできなくなることで目のピクピクが出現する。

まばたきの回数が多く、筋肉のひきつる感じが伴うことも。目の疲れ・まぶたの重だるさを伴うことが特徴。

 

B気候タイプ(風熱外襲)

花粉症・アレルギーなど熱性を伴った外的気候が瞼に影響を及ぼすことで生じる。

@・Aよりも頻繁には出現しないが、瞼に湿り気を伴う。目は赤くなり痒みや痛みが伴うことも特徴。

 

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眼の症状はじめ、各種お身体の状態や生活習慣のお話をお聞きした上で、脈・お腹の診察をしてどのタイプかを判断いたします。

急性であれば週に2回・慢性的であれば週に1回の治療でご案内させていただくことが多いです。

お悩みの方は、ぜひ一度当院までご相談ください。

 

スタッフ 杉本

 

《参考文献

『中医症状鑑別診断学』人民衛生出版

『漢方用語大辞典』