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妊娠期間に反復して起こる下腹部痛を「妊娠腹痛(胞阻)」という。この妊娠腹痛は主に2つの原因に分類される。一つ目は子宮や子宮への気血の運行ルートに停滞が生じること・2つ目は血虚(栄養不足)ゆえ子宮が滋養されないことにより生じる。

Ⅰ)停滞タイプ

血液運行が停滞する原因として主に「滞り」「パワー不足(推進力不足)」「冷え」が挙げられる。冷えに関しては体質によるものと・外的環境によるものに分類されているため、別にして解説していきたい。

①妊娠気滞腹痛(滞りタイプ)

滞りゆえに血液運行が停滞し下腹部から胸肋部にかけて張りや痛みが生じることが特徴である。全身の気の動きをコントロールする五臓「肝」の機能失調に由来する。「肝」は精神的な抑鬱状態が長期間停滞すること・「肝」自体の栄養物質レベルが低下すること正常に働かなくなることにより不調をきたすことが多い。全身においても滞り症状が見られ、イライラしやすい(沸々とした気分になる)・ゲップが多いなどが見られる。

②妊娠気虚腹痛(パワー不足タイプ)

血液を運行するパワーが不足しているため血液運行が停滞し、腹部においては痛みが出現する。パワー不足の原因は主に消化器が弱り飲食物から栄養素を十分に取り込めないことに由来する。①と比較すると痛みの他に腹部の下垂感を伴うことが特徴的である。疲れてしまうと痛みが出ることも特徴として挙げられる。

③妊娠虚寒腹痛(冷え体質タイプ)

冷えにより子宮の活動量が低下して血行が凝滞することで腹部の痛みが生じる。もともとの冷え体質に加えて、妊娠をきっかけに体を温める力が低下した結果痛みが生じる。下腹部の痛みに加え冷え(全身症状としても見られる)が伴うことが特徴として挙げられる。顔色は青白く排便は水っぽくなくなどの全身症状も確認される。

④妊娠風寒腹痛(冷え環境タイプ)

冷えにより子宮の活動量が低下し血行が凝滞することで腹部の痛みが生じる。ただ冷えの原因は外的環境(寒冷な気候)である。風邪の初期のような症状が出現することが鑑別ポイントとして挙げられる。具体的には寒気・発熱・頭痛・身体節々の痛みなど。

Ⅱ)栄養不足タイプ

⑤妊娠血虚腹痛

栄養不足により子宮を養うことが出来ずに痛みが生じる。痛みは停滞タイプと比較して軽微である。もともとの栄養状態の低い体質に加えて、栄養が子宮(胎児)に供給されてしまい母体の滋養が失うことで腹痛が生じる。全身症状としても顔色は血色悪く・動悸・めまい・目がかすむなどの症状が見られる。

スタッフ 杉本

◎参考文献

「中医症状鑑別診断学」 人民衛生出版社

「中医病因病機学」 東洋学術出版社

「中医基本用語辞典」 東洋学術出版社

「漢方用語大辞典」 燎原出版社

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