月経周期の延長A冷え編

月経開始が7日以上遅れるものや周期が40~50日になるものを「経行後期(けいこうこうき)」・「経期錯後(けいこうさくご)」・「経遅(けいち)」という。

 

本日は、「子宮の活動力の低下・子宮への血液流入スピードの低下」(血寒・陽虚)について解説をしたいと思う。

 

●腎陽虚による経遅

体を温める力が少ないことが原因。冷えが血液の運行に影響(スピードを遅くする)した結果、月経が遅くなる。

もともとの体質や慢性病が原因で体の温める力が不足してしまう。

(月経の特徴)経量少なくサラサラとしている・経色は暗紅色で小さな血塊を伴うことも

全身症状)シクシクとお腹が痛むが温めると楽になる・下痢、小便の量は多く色は薄い・脈は弱々しいなど 


●血寒による経遅

冷えが体内に生じた結果、血液の運行を停滞させることが原因となる。

月経時に冷たいものを食べすぎたり、雨の中濡れて体を冷やすなどにより体内に冷えを生じさせる。

(月経の特徴)経量は少ない・経色は暗紅色・血塊を伴うことが多い。

(全身症状)下腹部にいる冷えと痛みがあり温めると軽減・寒さを恐れる・四肢の冷え・顔面が真っ白など

 

今回は「冷え」による『月経周期の延長』について解説致しました。次回は「滞りによる月経の延長」に続きます。

 

スタッフ 杉本

 

◎参考文献

「中医症状鑑別診断学」 人民衛生出版社

「中医症候鑑別診断学」 人民衛生出版社

「問診のすすめ」 東洋学術出版社

「中医基本用語辞典」 東洋学術出版社

「漢方用語大辞典」 燎原出版社

 

※新着時期を過ぎると左サイドバー《生理痛/生理不順》に収められています。