しっかり湯舟に入った後、ごみ捨てがてらに肌寒い外へ薄着で出て、フワッとする感覚になるのが
最近癖になっている研修生の大久保です。
サウナ界では「ととのう」という言葉があるのですが、こんな感じなのかなぁと思っています。
さて、汗シリーズ第四弾ですね!東洋医学は本当に一つの症状に対して色々な角度から治療方法や
原因を見つけ出しているんだなと驚きます。
①肝胆湿熱タイプ
症状 :粘り気と臭いのある汗 食欲はあるが食べなくてもいい 口が苦い 身体が重く倦怠感
喉が渇くが飲みたくはない 色が濃く少ない小便 舌の苔が黄色い
②肝陰虚タイプ
症状 :少なくサラサラして臭いの無い汗 夢を多く見る 胸に熱感があり眠れない 顔色が悪い
力が入らず眩暈がする 午後に火照ったり手足の裏や胸に熱感がある 舌の苔は少ない
前回「手足の汗」では脾と胃が関係していましたが、今回は肝と胆が関係しているようですね。
今回の2つのタイプはどちらも肝陰、精血などが損傷されたり、湿熱が体内にうっ滞する事で
肝と胆の経絡が流れる脇周辺に症状が出るようです。
また、この2つの症状の治療法として牡蠣の殻を粉にし、塗るのが良いとされていました。
なんだか制汗シートもここから考えられているのかなと思いました。
それと…これは本当に蛇足なのですが、生でも焼いても美味しい牡蠣という言葉ですが、これは
「牡蠣の殻」を差す言葉のようです。身の部分は「牡蠣肉(ぼれいにく)」と言うそうです。
研修生 大久保昌哉
※新着時期を過ぎると左サイドバー《上記に記載のない症状》に収められています。