天気の悪い日が続くので、生まれて初めて浴室乾燥を使って少しウキウキしている
研修生の大久保です。電気代と乾き具合によっては梅雨に大活躍しそうな予感です!
さて、今回は何もしていないのに勝手に全身から汗が出てくる『自汗』について
お話ししたいと思います。なぜ“全身”と書いたかと言いますと、中医書には“頭”“脇”
“手足”“胸”“寝ている時”など、一口に汗と言っても出ている場所によって証立てが
変わっていきます。なので、今回はその中の“全身”の汗についてご紹介いたします。
①衛気不足タイプ
症状 :寒気、倦怠感、頭痛、鼻づまり、風邪にかかりやすく治りにくい
②風湿タイプ
症状 :途切れ途切れに少量の汗、寒気、風に当たるのを嫌う、身体が重い、舌苔は薄い白
③寒邪が転化し熱になるタイプ
症状 :多量の汗、下がらない熱、顔が赤い、喉が渇く、舌苔黄色
④暑邪タイプ
症状 :多量の汗、喉が渇く、胸がムカムカする、舌赤く黄色い苔
⑤気虚タイプ
症状 :常に汗が出る、動くと多量の汗、時々軽い寒気、顔が白い、風邪をひきやすい
⑥陽虚タイプ
症状 :動くと汗が出る、冷え症、小食、熱いものを好む、軟便、顔色が黄色か白い
今回はタイプが多いですね(>_<)解説も一度書いたのですが、大作になり過ぎたので削除しました(笑)
簡単に説明しますと・・・
①②⑤ 身体の表面を守ったり、汗が出る穴をコントロールをする“衛気”が何らかのトラブルで
低下し、緩んだ穴から汗が出てしまう
③④ 身体の中に入った邪が熱を出し、陰液(水分)が押し出されて汗が出てしまう
⑥ 陰陽のバランスが崩れ、陰液があふれ出てします4
いかがですか?イメージがつかめると東洋医学は面白いですよね!
研修生 大久保昌哉
※新着時期を過ぎると左サイドバー《上記に記載のない症状》に収められています。