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前回からの続き。早速であるが解説に移りたいと思う。

●嗅覚異常の東洋医学的解説

嗅覚の異常・減退を「失嗅」と指す。この「失嗅」と「鼻水」「鼻づまり」は密接に関係しており、同時に見られることが多い。

①肺経風熱による失臭
気候が原因。熱気をおぼた外的環境を身体が感受する・ないし体内に留まることで熱気をおびることがきっかけとなる。これらが鼻の穴に留まることで嗅覚の異常が生じる
(特徴)

嗅覚は低下する・鼻づまりも見られる・鼻水はネバネバしており黄色・発症は急であるが比較的すぐなおる(身体症状)

発熱、寒気、咳、痰が多くでる、脈が速いなどの風邪症状が出現

②胆腑鬱熱による失臭
体表にいた熱性の外的環境がさらに体内に侵入することで生じる。熱がさらにうっ積し、鼻の穴に上襲ことにより嗅覚異常が生じる。
(特徴)

嗅覚が低下・鼻が詰まる・黄色粘稠で臭気のする多量な鼻汁をともなう・(身体症状)

発熱・頭痛・口が苦い・のどが渇く・痰は多い・全身倦怠感・舌の苔は黄色くかつ多いなど 

③脾経湿熱による失臭
飲食不摂生などにより体内に生じた余剰水分が原因となる。これらが消化器に長期間に停滞することでに消化吸収能が低下。そのうちのひとつとして身体上部へのエネルギー供給能が低下する。その影響で鼻の穴の通りが停滞するために嗅覚異常が生じる。
(特徴)

嗅覚の低下・あるいは消失。鼻閉をともなう・鼻水は多量で黄色粘稠で臭気のする(身体症状)

頭重感・頭痛・黄色い痰がでる咳が生じる・すっきりと排便できない・舌の苔は黄色くべたべたしているなど。 

④肺脾両虚による失臭

「肺」は鼻の穴に通じており、「肺」が栄養できないために嗅覚異常が生じる。

長期的な咳症状による「肺」が虚損していること・過労や虚弱体質などにより「脾」が虚損することが原因となる(「脾」は「肺」をバックアップする性質を有している)(特徴)

嗅覚差・白く粘稠な鼻汁が出る。疲れた時に悪化することが多い。

(身体症状)

全身倦怠感・力なくボソボソと話す・小食でお腹が脹る・など

⑤血オ阻肺による失臭「オ血」が鼻の穴ないし嗅覚ルートに生じることが原因となる。

オ血は生理物質の「血」が停滞することによって形成される。冷え・熱・湿気・外傷・代謝の低下・手術後など多種多様である。(特徴)

嗅覚の減退や消失・鼻が詰まる・あるいは鼻水が出る。(身体症状)

頭のふらつき・頭痛・咳が出る・舌の血色が悪いなど。

気血両虚による失臭エネルギー・栄養不足により鼻の穴を栄養できなくなることが原因となる。

疲労・過労・思慮過度・長期間病気を患うこと・慢性病・出産などにより「気」と「血」が不足することが原因となる。
(特徴)
嗅覚の消失・疲労により悪化・鼻水の量はすくない
(身体症状)

 頭がくらくらする・全身倦怠感・脈が弱弱しいなど

スタッフ 杉本

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