こんにちは!ミカンほど人によって食べるまでの手順が人それぞれな食べ物は無いだろうなぁと
しみじみ思う研修生の大久保です。因みに私は全体を揉むと甘くなり、頭のヘタがある部分から
剥くと繊維が残りにくいと思い込んでおります。
さて、そんな食べ物の話から始まりましたが、今日は食後に時々やってくる「しゃっくり」について
原因をご紹介しようと思います。西洋医学では「吃逆」(きつぎゃく)中医学では「口に厄」と「逆」
と書いて「あくぎゃく」と呼びます。古典では『声が出て、物がでるものを「嘔吐」、声が出て物が
出ないものを「あくぎゃく」とする』と定義していたようです。現代でもなかなか嘔吐としゃっくりを
結び付けられませんが、当時の人たちは口から逆流するものを「食べ物」なのか「気」なのか考えられ
ていた事が読み取れますね。
それでは誰でも多分一度はなったであろうしゃっくりを思い出しながら読んでみてください!
①胃寒気逆タイプ
症状 :低くゆっくりな力のあるしゃっくり声、お腹の冷え
原因 :冷たいものの飲食や寒邪が胃腸に侵入した為
※夏の日のビールでしゃっくりが出るのはこれですね!
②胃火タイプ
症状 :大きくてよく響くしゃっくり声、勢いもある。口が乾き口臭がする
お腹が熱く、尿が黄色、便秘傾向
原因 :辛い物を食べたり、熱の邪が胃に入る。精神的な事も原因になる
※韓国料理を食べた時にしゃっくりが出たことを思い出しました。
③脾腎陽虚タイプ
症状 :絶えずしゃっくりが出て苦しい、手足の冷え、顔が白く食欲が無い
足腰に力が入らず、尿が多く、便がゆるい
原因 :慢性の病や肉体疲労により胃気が低下する
※元気も無い。胃腸も調子悪いとなれば何かしら症状は出ますよね。長引くようなら注意が必要です。
④胃陰不足タイプ
症状 :早いしゃっくり声で呼吸が苦しく、止まったり出たりを繰り返す。口が乾き精神不安
原因 :慢性の病や肉体疲労により胃陰が低下する
※勝手な解釈ですが、空腹時にそれ程急いで食べてもいないのに出るしゃっくりはこれのような
気がします。
胃の作用の一つに「食べた物や気を降ろす」という作用があります。これが上記の4つのタイプの原因に
よって逆流してしゃっくりとなる訳です。③のタイプにも書きましたが、2日以上長引くようなしゃっくり
は病院の受診をおすすめ致します。
研修生 大久保昌哉
※新着時期を過ぎると左サイドバー《上記に記載のなげnい症状》に収められています。