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数回に渡って泌尿器についての症状を解説をしてきました。

本日は「尿失禁」について解説していきたいと思います。

◎「小便失禁」とは?

「尿失禁」を中医学では「小便失禁」という。この「小便失禁」=日中・夜間を問わず意識下で尿を漏らしてしまい、排尿を自制できない状態を指す。類似した症状で「遺尿」と「尿後余瀝」がある。

相違点として、「遺尿」は夜間無意識下に尿を漏らしてしまうことで、「尿後余瀝」は排尿は自制できるが、尿の切れが悪く排尿後に少量の尿が点滴する状態が挙げられる。

◎「尿失禁」の現代医学的な分類

現代医学上でも尿失禁は自分の意思とは関係なく尿が漏れてしまうことと定義づけられている。

 ①腹圧性尿失禁

重い物を持ち上げたり、咳やくしゃみなどにお腹に力が入り腹圧の上昇したために起こる尿失禁。

女性の尿失禁の中で最も多い。加齢や出産を通じて、排尿にかかわる筋肉が緩むために生じる。膀胱の過活動はない。

②切迫性尿失禁

急に尿がしたくなり、我慢できずに漏れてしまう。不随意の膀胱収縮を伴う。

急に尿がしたくなり(尿意切迫感)、我慢できずに漏れてしまうのが切迫性尿失禁です。
多くの場合は特に原因がないのに、膀胱が勝手に収縮してしまい、尿意切迫感や切迫性尿失禁をきたす。
③溢流(いつりゅう)性尿失禁

排尿障害が基礎疾患としてあるために自分で尿を出したいのに出せない、でも尿が少しずつ漏れ出てしまうの状態。男性に多くみられる。



④機能性尿失禁

排尿機能は正常にもかかわらず、運動機能の障害や認知症などのためにトイレに間に合わないことで起こる尿失禁。

◎「尿失禁」の伝統医学的分類

①腎陽虚による小便失禁(加齢型失禁)
長期間病気を患う・加齢によって「腎」のエネルギー(あたためるエネルギを含む)が虚損する。腎は排尿コントロールを担うが虚損することで尿の貯蔵・排出機能が低下するために失禁が生じる。
・主な症状・・・回数頻回・尿色は薄い・尿量は多い
・その他の症状・・・倦怠感・腰の重だるさ・四肢の冷えなど

②脾肺両虚による小便失禁
慢性的な咳症状による「肺」の損傷や疲労感や素体の虚弱により「脾」が損傷することによって生じる。「脾」「肺」ともに虚損することで水液の運行や膀胱の排尿コントロールに障害が生じるために失禁が生じる。
・主な症状・・・頻繁に失禁
・その他の症状・・・心身疲労・食後お腹がはる・食欲不振・下痢など。

③膀胱湿熱による小便失禁

 環境要因(暑い・また湿気が強い気候)や辛いもの・味の濃いもの・甘いものの過食などの飲食不摂生により消化器(中焦)に湿熱が生じる。消化器に生じた湿熱が膀胱に流注することで、膀胱の貯蔵・排出エネルギーを損傷させることが失禁が生じる。
・主な症状・・・頻尿・尿意の切迫感を感じる尿量は少ない・尿色は濃い・排尿時灼熱感をともなう。
・その他の症状・・・口が苦い・口が乾く・身熱など。

④肝腎陰虚による小便失禁
津液の損傷や加齢などによって陰液が損傷する。体を冷ます作用を有する津液が損傷することで体の内部に相対的な熱が生じる。この熱が膀胱の貯蔵・排出エネルギーを損傷させるため失禁となる。
・主な症状・・・尿量は少ない・色は濃い
・その他の症状・・・頭のふらつき・耳鳴り・両ほほが赤らむ・側胸部のシクシクとした痛みなど

尿失禁は高齢者以外にも、40代以上の女性の4割以上患うとされている。

この「尿失禁」は症状以外にも心理的負担も負うように感じる。

また介護を有するような方に関しては、同居する家族にも同じように心理的な負担・介護負担の増加をもたらしてしまうでしょう。

当院では上記のような症状に対して、主に手足・腹部のツボを用いて治療を行っていきます。

相談しづらい疾患ではあると思いますが、お悩みの方はぜひ一度ご相談ください。

スタッフ 杉本

 ※新着時期を過ぎると左サイドバー《上記に記載にない症状》に収められています。

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