2020/10
不妊治療でのクロミット類の連続使用は内膜の薄化現象を起こすことはよく知られています。
伝統医学で考えるなら腎陰虚に傾きやすくなるということでしょう。
※最近の例では誘発剤で卵子が20個近く取れた方が・・・・
うちではめずらしい30前半の方でしたから、子宮の反応がすこぶる良いのでしょう。
上手く妊娠に辿りつければよいのですが・・・
この現象を考えましょう
一度に大量の卵子を生成すると言うことは、卵巣の負荷という視点からなら、相当に激しい消耗を強いることになります。
一挙に卵巣機能を下げることになりかねません。(AMHの値が下がるというのとちょっと違うのですが・・・)
こちらとしては補腎益精の治療をすることいなります
また直に腎精を消耗させ、腎陰不足を導くことで、腎陰から陰血の供給の受ける肝陰、心陰にも影響大ですね。
この辺は推定でしかありませんが、肝陰、心陰が不足すると、筋肉の強張り、痙攣、不眠、不安感が現れやすくなるわけです。
一臓の負担が他臓に影響する。
これが伝統医学の基本的考え方なのです。
ここを上手に補っていきたいと考えています。
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