最近、患者様の主な症状や気になっている症状として「動悸」が多くみられる。
「動悸」は心臓のドキドキという拍動を自覚することを指すが、伝統医学の中では「心悸」といわれている。
ただ主に身体的な症状を指す「動悸」に対し「心悸」は不安感を感じるといった精神面での症状も記載されている。
心悸の観点から話させてもらうと、胸の拍動については身体的⇔精神的と相互に作用していることが考えられる。
胸がドキドキする現状から、「私の身体は大丈夫かしら…」と不安感を感じる。(身体→精神)
また面接を前にして、「噛んでしまったらどうしよう・・」と不安を感じ胸がドキドキする(精神→身体) といったシーンは誰もが経験したことはあるのではないか。
また胸の拍動を担う心(しん)は「こころ」と読めるように東洋医学では心は精神活動を統括するとされている。このことから心悸は精神的な面とも密接に関与されていることが分かる。
精神面以外にも主な原因としては、エネルギー不足(少ないエネルギーを全身に供給させるために活動が活発になる)、熱(活動亢進)も考えられています。
上記3つの動悸の原因についての解説は、長くなってしまったため「動悸がする②」に掲載いたします。
本日はこれにて失礼いたします。
スタッフ 杉本
※新着時期を過ぎると《上記に記載のない症状》に収められています。