お疲れ様です。杉本です。
本日、口内炎が生じた患者様がお見えになりました。
その名の通り、口内炎は「口内に炎症がある状態」になります。
炎症は「熱」を指します。
今回のケースは身体を潤す・冷ます成分が不足し相対的な熱が生まれる。(下記②「陰虚火旺」に該当)そこに気候の暑さ(熱)が加わることで生じた口内炎でした。
口内炎は中医学では「口中生ソウ」と言います。
生じる原因としてはその他どのような理由が考えられるのでしょうか?
①脾胃積熱(ひいせきねつ)
暴飲暴食を通じて胃腸に余分な熱を生じさせるが原因。口、唇、舌、歯茎にも口内炎ができ周囲は赤くはれる。ひどい場合は頬が腫れることも。特徴として口が乾き冷たい飲み物を欲することが多い。
②陰虚火旺(いんきょかおう)
大きな疲労や発汗過多、発熱により身体を潤す、冷ます成分が失われ相対的な熱が生じた状態。口内炎が反復して生じるが、赤くはれることは少ない。口が乾く、手足のほてり、眠れないなどが特徴。
今回来院された患者様のケース。
③中気不足(ちゅうきふそく)
働き過ぎや長い間病気にかかることで胃腸に元気がなくなったことで生じる。疲れることで口内炎が発症する。反復的に口内炎が生じることが特徴。
以上代表的な原因を挙げさせていただきました。
その他の内臓由来(五臓六腑)・気候由来で考えられる熱症状を加味して治療に当たってまいります。
出来るとつらい口内炎も鍼灸治療の適応疾患ですので、お悩みの方はぜひご相談下さい。
スタッフ 杉本
※新着時期を過ぎると《上記に記載のない症状》に収められています。