2020/6
胞宮とは東洋医学の名称で子宮及び卵巣を指す。オ血ともいう。
この胞宮が血オである状態が胞宮血オ(そのまんま)という。
この状態はとても妊娠しにくい。
概念上は血オは血流障害、粘着度の高い血、鮮度の低い血などの総称である。
4つの視点でこれを判別する。
①月経の状態。ひとつ例を挙げると血塊と呼ばれる粒状、レバー状の血の出る。それが出ている間は強い痛みがある。
②診断名。不妊鍼灸の場合。不妊外来と併用なさる方が多数を占める。よって病院で何かしらの診断がなされているケースも少なくない。たとえば腺筋症、筋腫、卵巣嚢腫、癒着、不育症などなど。
③お腹を触ると硬結か圧痛がある。とくに下腹部にその傾向があらわれやすい。
④舌診。とくに舌下動脈が太く、紫色を呈す。
脈にもあらわれることもありますが、かなり高度な診断なので割愛します。
この状態の方がこの10年くらいで凄く増える。
血オは2次病理なのでその原因となり1次病理が存在する。
これはまた追々書こうと思う。
※新着時期を過ぎると左サイドバー《不妊症》に収められています。