2020/5
鍼灸院に自律神経失調の改善を求めてくる人そうそう多くない。年に数人といったところだろう。
ただ、自立神経の安バランスから起こる動悸、不眠、発汗、眩暈、ほてり、頭痛、胃痛、腹痛、嘔吐、下痢、ふるえ、筋肉痛、咽の詰まり、息切れとなれば枚挙にいとまがないというか毎日診る。
この中でも自律神経のアンバランスが絡んでいるかどうかを見る手立ては3つ。
※情緒不安定であるかどうか?
※症状の目まぐるしく変わるかどうか?
※気分により症状の程度がかわるかどうか?
情緒不安定で、症状が良く変わり、気分がとき症状が増悪するなら自律神経との因果が高いと見る。
鍼灸治療ではこの折は心か肝から調整するのが常道。
呼吸と眼の動きに注意しながら進めてゆく。
ツボなら神門、ダン中、太衝、血海あたりよく使う。