2020/04
時間が取れたので産後半年以内に再診する方の疾患を調べてみました。
多い疾患は疲労症候群、腰痛、乳汁不全などでしたが、最も多いのは腱鞘炎でした。
主婦としての力仕事が激減した昨今です。またお勤めの際でも担ぐ、持つなどの仕事はほとんどないものと察します。
ということは・・・・育児で初めてのこのような力仕事?と遭遇するといえなくもありません。
『日常使っていなかった上肢の筋肉の使い方や、手首自体への直接の負荷に対して抗しきれなくなる』
これが腱鞘炎多発の原因だと考えています。
数回の治療で良好になりますが、元よりの強さに欠けるため、再発しやすいという特徴があります。
体の使い方を学習する必要があります。
全体の筋肉を使いながら、部分への負荷を軽減させるのがそれ(はっきり申しますと皆さんこういう体の使い方が下手)
古武道における体の動かし方に似ていますね。
とくにお子さんが小さいときはお母さんは寝不足になりがち、寝不足は血・陰不足を起こします。
これがあると筋肉の保湿力が落ちるので、硬く伸びない筋肉に変化します。この辺りも腱鞘炎の誘因になるでしょう。
