2015/8
伝統医学では夢をよく見ることを多夢という。
とくに悪夢をみることを《夢魔》と呼んだりする。
雑病犀燭には心実によるとある。
多夢の傾向だけなら、心脾両虚、心腎不交、心胆気虚、痰火亢盛あたりだろう。
平明にいえば不安病理は夢の多さに繋がるようだ。
これに強い恐怖か熱が加われば悪夢に繋がることが多いように思う。
悪夢を定期的に見る方は意外に多い。
心胆気虚と心火の方が多い。
高温期に必ず悪夢を見るという方に出会う。
俗にいうPMSの時期に毎回そうなるという。
子宮の熱が心熱に移行するのだろう。
