2012/2
《症例・パニック障害》
パニック障害&不安神経症のOLさんです。
時間があったので、小さい頃からの気質、今でも思い出す象徴的な出来事などを聴くことができました。
概ね、否定的な決断をしたい場面で、それを出来ない自分いる。
そんな自分を肯定も否定も出来ずにいるという事実。
彼女の場合、このような心理的状態(葛藤)とパニックが連動しているようです。
励ましも、同情も、分析も無意味でしょう。
中医でいえば心脾両虚です。
呼吸を合わせながら、黙々とツボを探し、淡々と鍼を打つしか出来ません。
治法は健脾安神。
神門、ダン中、内庭、合谷などが安神(精神を落ち着かせる)作用が高いのです。
膏肓や首の凝りも少しさばいたほうが効果的。
効を焦ったり、無理に心を開いたりせず、ゆっくり行きましょう。
ある程度体調、心理面で自信が持てた特に間髪入れず疏肝的に治療を挟みます。
この疏肝のタイミングが極めて重要になります。
※この記事は新着時期を過ぎても左サイドバー《神経症、うつなど》の中に収められています。