受精卵が着床する際に問題になるのが子宮内膜の厚さです。理想的には15㎜、最低で10㎜は欲しいところです。
ただ、子宮内膜については、厚さに重点が置かれ、質の問題を論議することはほとんどありません。
もちろん厚いほうが、質の良い可能性が高いことは否定はしません。
では中医学で考えてみましょう。
血オがあると、内膜に行くべき血流が悪くなります。いわば痩せた乾いた大地に似た感じになります。有り体に言えば冷たく硬い内膜のイメージです。これでは、作物が根づかないように、受精卵も着床しにくくなります。
仮に着床しても、育ちにくく、稽留流産になる可能性もあります。
内くるぶしより指4本上の骨際にある三陰交にお灸してみてください。この場合は押すよりお灸が良いです内膜。
三陰交は比較的広範囲な証に使えるツボなので一般紙にも良く登場していますね。
もちろん臨床では色々なツボを証に従い組み合わせながら使用します。血オだけが子宮力を低下させる原因ではありませんから。
○質と量は違うベクトルです。同じ10㎜のお布団と段ボールを比べ、どちらが寝やすいかを考えてみてください。