疝気

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疾患シリーズ。今回は疝気(せんき)です。

 

疝気は一般的に鼠径部あたり痛みを指し、睾丸、睾丸腫大の痛みを引き起こす疾病である。

古代文献の記載では、疝気の範疇は比較的広く、疝の名称は多数あるが本節の主要討論は睾丸の疝の弁証(タイプ)と治療である。本病の原因は一つではなく、病機は複雑で、怒りや疲労、寒湿、痰熱、気虚下陥などで引き起こすことがある。

 

タイプ別

実証(余剰型)

睾丸は腫れて痛み引き攣れる、痛みは鼠径部の方に引き伸ばされる、甚だしければ胸肋まで攻め上がるものは寒疝。冷えによるタイプ。

陰嚢(玉袋)が赤く腫れ、灼熱がある。睾丸が張って墜ちる感じで拒按(触れること拒む)は熱疝である。熱によるタイプ。

 

虚証(パワー不足型)

睾丸の一方が肥大して下がる、立つと物が落下したように痛む、寝ると腹に入り込み、上に行ったり下に行ったり、痛んだり止んだりする、重症者は手で押し込まなければならない。

 

臨床上では以下の様に分類する。

1)体腔内容物が外に突出すること(鼠径ヘルニアなど)

2)生殖器・睾丸・陰嚢部の病証を指す

3)腹部が激痛し、これに二便が通らなくなる病証

 

疝の発病は肝経と密接な関係があり、肝経のツボを中心に反応が出ることがあります。

このような症状があれば一般的に病院に行かれることが多いかと思われますが今回はチョイスしてみました。

リュウ閉

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今回はリュウ閉です。リュウは、やまいだれに隆です。名前ではありません。

これまた対応できないのでカタカナで失礼します。

 

リュウ閉は排尿困難を指し小便が少量あるいはポタポタ出るものいう。鼠径部が張ったような痛みがあり甚だければ閉塞し小便がでないこともある。

 

リュウは小便が出にくい、ポタポタと落ち(点滴の様)、病の勢いが比較的、軽いものの多くは腎気の消耗によって膀胱に影響して起こることが多い。

 

比較的急性系のものを閉と呼び、多くは湿熱の滞留や外傷、手術後などが原因で膀胱に影響し尿閉を起こす場合がある。

 

・タイプ別

 

実証(余分なもの)

主な症状;小便の出が悪い或いはポタポタ垂れる、下腹部が張って尿意を催す、甚だしければ痛む

兼ねる症状;喉が渇くが飲みたくない、お通じの出が悪い

東洋医学的な分類・・・湿熱や手術後など

 

虚証(パワー不足)

主な症状;下腹部が張って落ちる感じ、尿意を催すがしっかりと出ない、小便後のスッキリ感はない

兼ねる症状;腰膝のだるさや冷感、精神疲労

東洋医学的な分類・・・腎虚・腎陽虚

 

実証、虚証ともに共通することは通利すること。お小水の道を通してあげることが大切になります。

それとお小水が出にくくなるベースの原因に合うツボを刺激すること。これが治療になります。

腎経、脾経、三焦経のツボがポイントになってきます。

 

臨床をしていると湿熱や手術後(腰部脊柱管狭窄症)などでリュウ閉を起こすことは結構多いように感じます。

 

このようなリュウ閉の症状の方は、お小水が出にくいから水を飲みましょう!だと身体にお水が溜まりやすくなってしまうので気を付けてください。