皮膚の瘢痕は傷が塞がる際に組織が余計に増殖してしまうことにより、皮膚に凹凸や変色が現れます。
全身の皮膚に現れますが、特に胸や背中が傷付くと瘢痕になりやすいです。
皮膚が健康であれば瘢痕は残りづらくなります。
今回は瘢痕の部位を注意的に考えるとどうなるかを見てゆきます。
①血瘀
瘢痕の中でも綺麗な赤や暗い赤色の物は血瘀型に含まれます。
色以外にも、触ると強靭で弾力がある、瘢痕の発展は緩やか、瘢痕の範囲は最初の傷よりも広くなるといった特徴があります。
傷口の気血の流れが悪くなる為、痒みや痛みを感じる事がよくあります。
②湿熱
こちらのタイプの瘢痕は、水分の流れが悪くなる事で気血の流れを阻み発生します。
色は淡い赤か正常な皮膚の色、範囲は元の傷より大きくならないといった、一見するとあまり悪いように見えません。
硬さは比較的硬め程度ですが痒みを自覚します。
また、最大の特徴として、雨天や雨の降る前日くらいに痒みや違和感が強くなります。
スタッフ伊澤