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膿疱とは、皮膚に現れる小疱で、中に疱液を含み、潰すと漏れ出す様なものを指します。

疱液は大体は黄色や乳白色で、熱が関係していると黄色くなる傾向にあり

小疱は単独で現れることも、ある程度分布して現れることもあり様々。

潰した後の膿疱はシミとなって残ってしまいます。

今回は膿疱のできるケースについて紹介致します。

 

 

①熱毒灼盛のケース

熱毒が皮膚を犯し、膿疱を形成するケース。

熱が皮下で暴れているケースです。

毒熱自体が嚢胞を形成する為に、初手からいきなり膿疱が現れます。

膿疱の大きさは緑豆程で薄い黄色をしており疱駅が溢れていることが多いです。

周りの皮膚は紅くなり、高温の発熱や頭痛、口の渇きや冷たいものを欲する様になるなど、熱の所見が現れます。

また、熱によって便秘や尿が黄色くなるといった変化も現れます。

 

 

 

②湿毒結のケース

赤みは発生せず、疱液を含んだ水疱を形成します。

湿(水分の停滞)が皮膚を浸潤する事で水疱を生じ、それが後に膿疱に変化することもあれば、しないこともあり、混在することがあります。

疱の壁の厚さは薄く割れやすく、割れると漏出液が流れ、その後は爛れてしまいます。

 

 

 

③湿熱内のケース

肥満の方によく見られ、皮膚に熱が籠るので汗を沢山かくけれど膿疱になってしまうタイプです。

皮下の脂肪(湿)が熱を持つと考えると分かりやすいかと思います。

肥満でなくても、短期間で体重が5キロ以上増えた時にでる膿疱もこのケースが多いです。

食事の不摂生で悪化する事が多く、喉がよく乾いて冷たい飲み物を欲しがります。

 

 

④養血鬱熱のケース

流れる血に熱が入り込み皮膚に膿疱をきたすケース。

熱が入り込む要因は辛い食べ物や脂っこい食べ物を取りすぎる等。

食べ物が起因するので消化器系の症状が併発し、口の渇きや乾燥便による便秘などが現れます。

 

 

 

以上、膿疱発生のケース紹介でした。

ご拝読ありがとうございました。

 

 

スタッフ伊澤

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