前回に引き続き、膝に起こる痛みを調べてゆこう。
熱毒蕴結によるもの
外傷によりアザや血行不良が起こる。滞ったものは熱化する法則によって熱毒となる。
膝に触れても分かるくらいの熱を帯び、温めると痛みが増す。
放置すると関節液の粘度が高まり、酷いと皮膚に漏れ出す。
ここまで来ると治るのに時間がかかる。
湿毒蕴結によるもの
湿と毒邪が入り込む事で発生する。
緩やかに発症し、膝関節を腫らせるも色は変わらない。痛みは強く、絞られているようだったり、切られるような痛みが現れる。
鶴膝
膝疾患のひとつ。膝関節が腫れ、足の肉が痩せ細る事で鶴の脚のように見える病。
腎気の不足、寒凝が膝に溜まる、小児の場合は先天の天賦の不足、などによって引き起こされる。
スタッフ伊澤