顔面神経麻痺@

●顔面神経麻痺とは?●

顔面神経とは顔面の筋肉に張り巡らされている神経であり、神経が障害がされることで、以下の症状が出現する。

・眉毛が上がらない(表情が左右で異なる)

・目が閉じることができない(そのため涙がこぼれたり、目が乾いたりする)

・口角が下がる(口に水分を含むと上手の飲めずこぼれてしまう)

 

東洋医学では、「口眼歪斜(こうがんわいしゃ)」・「面たん」と呼ばれる。

最近顔面神経麻痺の治療に携わる機会が多いため解説をしていきたい。

 

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●顔面神経麻痺の原因●

〜西洋医学の視点から〜

中枢性(脳)のもの・末梢性に分けられるが、多くは末梢性である。

末梢性のものは主にヘルペスウイルスが関与しており、疲れやストレスにより免疫力低下し、おとなしくしていたウイルスが暴れだし、神経を障害することにより生じる。

 

〜東洋医学の視点から〜

東洋医学的な「風(ふう)」が体内(経絡・臓腑)に影響を及ぼすことで生じる。

「風」が「経絡(気・血の通り道)」・「臓腑(内臓のようなもの)」どちらに作用するかでも症状は異なる。

中医書では、経絡に影響すれば顔面神経麻痺のみであるが、臓腑に及べば意識消失・昏睡状態がみられるとされる。

この「口眼歪斜」は中医書では5タイプに分類されている。次回の記事で解説していきたい。

 

スタッフ 杉本


《参考文献》

『中医症状鑑別診断学』人民衛生出版

『中医基本用語辞典』東洋学術出版社