この病気にこのツボは本来成り立たない

2021/4

このところ雑誌社の依頼で疾患別の原稿が続いている。

リウマチ様関節炎。

不眠症。

そして今回は帯状疱疹。

いづれも鍼灸院では良く診る疾患である。

 

帯状疱疹なら、病理過程は様々だが、概ね肝胆湿熱という病理に集約されてゆく。

僕たちが診るのケースの多くは帯状疱疹後神経痛、つまり抗ウィルス剤投与後に神経痛として後遺症を残したものがほどんどである。

 

伝統医学では伝統医学観を基にした生理・病理がある。

現代医学の生理・病理とは大いに異なる。

その生理・病理と現症状や、発症から現在までの状況とを照らし合わせながら使うツボをを割り出してゆく。

ときにその日の湿度や温度も考慮しツボを変えることもある。

 

実に本当のところ、この病気にはこのツボという話は成り立たない。

その状況に応じて使うツボは変わるものなのである。

 

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